「うつ病」になると人生終わり!?

こんにちは。

しばらく休暇を頂いておりましたが、昨日より復活しております。

皆様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  

最近の東京は、季節外れの暖かさ。

もうすぐ春ですね。

   

さて今日は「うつ病」についてのお話を。

  

【うつ病の実態】

うつ病というのは、一般の方でも知っているワードだと思います。

「最近うつっぽくてさぁ・・・」

「うつになる」など

様々な会話の場面でも「うつ」ということばは多用されています。

それだけ認知されているということだと思いますが、

実際本当にうつ病について知っているか、と問われると

はっきりと説明できなかったりするのではないでしょうか。

「うつ」ということば自体はよく聞くワードになりましたが、

一方で「うつ」に対する理解は進んでいないように感じます。

試しに「うつ病」について説明してください、と言われたら

あなたはどう答えますか。

意外にも答えに詰まることも少なくないと思います。

そもそも

「うつ」と「うつ病」の違いは?と思うかもしれません。同じように見えて違います。

まず「うつ」というのは、気分の落ち込みや意欲減退などうつ病の症状を呈している状態のことで、

「うつ病」というのは、「うつ」の状態が2週間以上続いている状態であり、

なおかつ診断を受けている方のことを指します。

   

【うつ病になったら人生が終わる?】

人によっては

うつ病になったら「人生終わり」と思い込んでいる人も少なくありません。

うつ病になる人のイメージは

「心が弱い人がなるもの」とか「うつ病になったら負け」とか

そのようなネガティヴなイメージがついているもの事実。

でもその認識って間違いなんです。

しかしながら、現代社会だとどうしても「心が弱い」というイメージが先行しているのではないのでしょうか。

うつ病の有病率、つまり生涯に病気になる確率のことですが、どれくらいだと思いますか。

実は15人に1人の割合で発症すると言われています。

意外と多いですよね。

そうなんです、実は

うつ病というのは誰でもなるものなのですね。

きっかけは人によって様々ですが

過度にストレスが重なれば誰にでも起こりうることなのです。

多くの変な精神論をふりかざす人たちは、他人事に思っているのかもしれませんが、

他人事ではありません。

そしてうつ病になっている人の4分の1は適切な処置、

すなわち心療内科やカウンセリングを受けるのですが、

4分の3の人たちは、適切な処置をしないままで過ごしているのです。

詳しくは厚生労働省のHPを見て頂くとわかると思います。

   

勝手な解釈ですが、

うつ病なのに放っておくのは、きっと「心が弱い」と思われたくないとか、

「うつ病になったら人生つむ」と思っているからだと思います。

でも私が思うのは、

むしろ「うつ病になっているのに無視」していることの方が人生つむと思います。

確かにうつ病になることで仕事を休んだりすることになるので

どうしても重要な仕事を受け持たせてもらえなかったりする。

そうするとキャリアデザインから少し遠ざかってしまうということはあるのでしょう。

でも

うつ病になったら

人生が終わることはありません。

むしろうつ病のまま働き続けて、或る日突然心が折れて

電車に飛び込む、方が人生終わったと思いませんか。

というようにもしあなたが今でも

「うつ病になったら人生終わりじゃないか」という思考を持っているのであれば、

改めるべきです。

なぜならその思考は、あなたを苦しめる結果になるからです。

こころの病気に対する誤解というのは、皆さんが「知らない」ことで生じているのです。

知らないから「きっとこうなんじゃないか」「ああなんじゃないか」と変な推測をするのですね。

  

わかりやすい例は、

新しく転職してきた人が無口な人だと

「あの人〇〇なのかな」とか噂話とかしますよね。

それと同じなのですね。多くはその噂話って根も葉もないことだったりするのです。

だからこそうつ病に対する正しいは必要で

うつ病とは何なのか、ということについて知るべきです。知ったうえでうつ病について議論するべきなのです。

それも知らずに話をする、議論をするというのは

むしろ恥ずかしいことです。

まずは相手を知ることからはじめるのです。

カウンセリングの治療でもまずは

「自分を知る」ことが大事ですよね。

まずは

「知る」ことから始めてみましょうね。

   

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