こんにちは。

ゴールデンウィークも終盤。
早い人ではもう休み明けの人もいるかと思います。
かくいう私も今日から仕事。笑
ゴールデンウィーク明けはしんどいですよね。
今年のゴールデンウィークは近場でお出かけする人が多かったようですね。
少しずつ日常が戻りつつあるんだなぁと感じる今日この頃ですが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、体調不良についてお話していきたいと思います。
【精神的な体調不良を敏感に捉える】
最初に注釈として付け加えたいのは
ここでいう「体調不良」というのは、
精神的な体調不良ということと定義しています。
今現在、体調不良を感じているけれど
だからといって
すぐに休むという行動ができる人は稀でしょう。
今でこそ
コロナ疑いのある場合は
休んで良い感じになっていたりしますが、
コロナ禍前は、インフルエンザでもない限り
ちょっとした風邪でも
すぐに「休む」なんてことはしにくい風潮はあったと思います。
だから
風邪でもなく
原因不明のめまいや頭痛、倦怠感で
休むなんて「もってのほか!」と思っている人の方が大多数だと思う。
業種にもよるでしょうが、
確かに
当日に欠勤されると周りの人の迷惑になることは事実だと思うし、
特に精神的な体調不良になる人って
すごく真面目で勤勉な人が多いから
周りの人に迷惑をかけたくないという気持ちが強いので
余計に「休みにくい」と感じるのは当たり前なのかもしれません。
実際、
精神的な問題によって引き起こされている体調不良というのは
周囲の人に理解されないことが多い。
なんで理解されないかって、
体験したことが無いからなんですよね。
うつ病は15人に1人が罹るこころの病気と言われていますが、
そうすると1クラス30人いたとして
そのうちの2人しかならないということ。
つまり後の28人はなったことがないから、
こころの病気に対しての理解が乏しいというのはむしろ当然と思います。
そういう意味では、
我々専門家は一般の方にこころの病気について広く伝えていく義務があるなぁと
痛切に感じるところではありますが。。。
体調不良になったときに、
注意してほしいのは、
まずその体調不良を
敏感に捉えること。
どういうことかというと
例えば
「あぁ自分は頭痛やめまいを感じているな、体調が悪いようだな」
と自分の事を客観的に捉えるということです。
体調不良を感じているおよそ4分の3の人は
自分の症状を客観的に捉えていないと言われています。
自分のことを客観的に捉えていないと
症状を放置してしまうことになり、症状が悪化する可能性もあるのです。
【無理しない方がよい理由】
体調不良の時は、よく「休みなさい」と言われる事があったりします。
確かに理想は休む事。
だけれどなかなか難しいですよね。
でも体調不良の時は
無理しない方がいいのです。
その理由は、
結論から言うと
症状が悪化する可能性があるから。
体調が悪いというのは、
身体からのメッセージ、
つまり「危険だよ!」というアラートでもあるわけです。
休んだり無理しないように過ごさないと、
そのアラートを無視することになるわけです。
すると身体はどんどんと蝕んでいくことになりかねません。
精神的な体調不良は
放置しておけば「治るだろう」と思う人も実は多い。
けれど、
結論から言うとそれはあり得ません。
もし放置して治ったという人がいたならば、
ほぼ100%の確率で環境調整をしたということだと思います。
無理をすると症状が悪化してしまい、
本来なら軽度のうつ症状なのに、
重度のうつになる可能性もある。
重度のうつであれば、
起き上がることもままならず、生活すら困難になることだってあるのです。
だから大事なのは、無理をしないこと。
立ち止まって考えてみてください。
「今、自分は無理していないか?」と。
問いかけてみてください。
そして生活習慣を振り返ってみてください。

ちゃんと眠れているか?
規則正しい生活ができているか?
ちゃんと食べているか?
振り返って気になる事があれば
まずはそこから少しずつで良いので
変えていきましょう。
きっと
良い方向に進むと思います。
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公認心理師・臨床心理士。Heart Life~こころの悩み相談所~室長。
2015年横浜国立大学大学院臨床心理学専修。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、都内心療内科クリニックや都内カウンセリングルームの勤務を経て2020年6月に開業。「カウンセリングを身近なものにしたい」という考えの元、現在はYouTubeやTikTok、TwitterなどSNSでも精力的に発信。専門は自己肯定感・うつ病・適応障害。