うつ病が回復しないのは考え方のせい?うつ病の人に共通する思考と回復する方法について解説

うつ病はしっかりと治療すれば半年~1年程度で回復するこころの病気です。しかしながら、数年や時に10年以上、うつ病が回復しない方がいるのも事実です。その違いは何なのでしょうか。

今日はうつ病が回復しない人の考え方の傾向・特徴とうつ病から回復する方法について具体的に解説していきます。

うつ病の60%は回復する

うつ病と診断された後に回復するかどうかについての研究では約60%の人は適切な治療をすれば回復すると言われます。しかしながら、約40%の人は再発を繰り返したり、治らないという現実もあります。うつ病は再発率が高いこころの病気でとても有名で6割近くは再発をするとも言われます。

なぜうつ病が治らなかったり、再発してしまったりするのでしょうか。それにはある共通する考え方のクセや傾向があると言われます。

その考え方のクセから抜け出せない事によって多くの場合、うつ病から回復できないことが多いと思います。まずうつ病が良くならない人の考え方のクセについて全部で6つ解説していきたいと思います。

過剰な一般化

ひとつめは「過剰な一般化」と言われるものです。

どういうことかと言うと、ネガティヴなことが起きた時に、それを過度に当てはめようとするんですよね。

例えば、「子どもが風邪をひいてしまった」事実があったときに「風邪になって肺炎になってしまって死んじゃうかもしれない!」と強く思ったり

仕事でミスをしたら次はミスしないようにしよう、と思うのではなくて「あぁなんでミスなんてしてしまうんだ、そんな自分は生きる価値がない」と思ってしまったりとか、「一生台無しだ」と思ってしまったりするという考え方が強いんですよね。

全か無か思考

これは一言で言えば0か100かでしか捉えないということですね。

例えば、夏のボーナスが減ったという事実があった時に「もうじきリストラされるんだ」と思ったり、物事を完璧かダメかでしか判断できない傾向ですね。テストで100点とれなきゃ0点と同じみたいな思考で、常に自分で自分のことを責め続けることになります。

○○すべき

すべき思考とは、例えば「親が病気になった」として「私がちゃんと面倒をみてあげるべき」とか「私がちゃんと面倒をみるべきだったのに」とか「服装はきちんとするべき」とか「書類はきちんと整理すべき」とか

細かくて厳しすぎる目標を設定しがちなんですよね。その目標を達成するのってけっこう難しいのにできないと落ち込んだり、自分を責めたりすることがあります。

結論の飛躍

結論の飛躍というのはものごとに対して最悪の結果を予想して落ち込む傾向にあります。

例えば、友達を遊びに誘って断られたとしたら「あぁ私のことが嫌いなんだ」「関わりたくないんだ」と根拠もなく決めつけて結論付けるということですね。

レッテル貼り

自分自身、「自分はダメな人間だ」とか「自分はモテない男でダメだ」とか「頭が悪いんだ」とかネガティヴな自分のイメージを自分で作り上げて何かにつけて当てはまっていると思い、落胆してしまうというような思考ですね。

「仕事でミスをした」としたら、「私は仕事もできないダメな人間だからだ」と考えたりとかうまくいかないことがあると「自分は価値のない人間だからうまくいかないんだ」とか考えてしまいがちですね。

肯定的側面の否認

肯定的側面の否認とは何かというと明らかに良い事でも悪い方向に解釈する傾向の事です。

長い間努力して手に入れたものがあったとしてもこんなに時間がかかって、自分は無能だからこんな時間かかったんだとか、そういう風に悪く悪く捉えてしまう。悪く捉えることは得意なんだけれど、良い事が起きてもそこはスルーしがちなところあります。

うつ病から回復するには?

以上6つご紹介いたしましたがあなたはいくつ当てはまりましたか?

うつ病から回復しにくい人の共通点は以上6つの思考傾向が強いと考えられます。

では、このような思考を少しでも脱却するにはどうすればいいでしょうか?一朝一夕にはいかないですが、まず自分のパターンが日常生活の中にどれくらいあるか記録してみると良いです。

例えば人によっては「全か無か思考」が強いなぁとか「過剰な一般化」が強いなぁとか気付けたらその思考パターンを修正していきます。例えば上司から怒られたできごとがあったときに、「このままだとリストラされる」と過剰な一般化で思ったとして他の考え方も書いてみることです。

例えば「上司はただ間違いを指摘しただけ」とか「自分はまだまだわからないことが多い、勉強すればいい」とかこれらを書いてみることで少しずつトレーニングになるかなと思います。

今回はうつ病が回復しない人の考え方の傾向・特徴とうつ病から回復する方法について解説いたしました。

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