うつ病の家族にどう接すればいいのか?

こんにちは。

Heart Life室長の丸田です。

早いもので2月になりましたね。

春が少しずつですが近づいているのかなと思う今日この頃ですが

皆様いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日はうつ病の家族がいたときに

どう接すればいいのかについて解説します。

  

【うつ病の患者さんに関わるのは難しい】

うつ病の患者さんに関わるのは非常に難しいですね。

ましてや家族にうつ病になった人がいたら、

どう接していいかわからないというのは

正直なホンネでしょう。

うつ病の症状は主に気分の落ち込みや不安感、

このふたつが代表的な症状ですが

そのような状況になっている人を目の前にして

どうかかわっていいか、わからないのも無理はありません。

   

うつ病と診断されている方は

心理的エネルギーが枯渇している状態なのです。

なので人と話すのも疲れるし、

何をしていても疲れている状態なのですね。

だからうつ病の方は、とても仲の良い親友とか、恋人とか

家族でも人とのかかわりを避ける傾向にあります。

そんな家族にどう接すればいいか。

まずうつ病患者さんにしてはいけないことを大きく3つお話します。

    

【うつ病患者さんにしてはいけないこと】

1つめとしては、過干渉をしないこと

「運動してみたら?」とか

「規則正しい生活をしてみたら?」とか

「しっかり食事をとったら?」とか

何度も過干渉に声をかけたり、

やらせようとするのはNG。

うつ病の人からすればありがた迷惑になってしまいますからね。

それなら「ありがた迷惑だと言ってくれればいい」と

思うかもしれませんが

うつ病の患者さんはそんなことすらいえる

心理的エネルギーもないし

ましてや体調が悪くて家にいることに対して休ませてもらっているという

罪悪感もあるので言えないというところが現状。やってもらえばもらうほど

辛くなるので過干渉になることは控えましょう。

   

2つめとしては

無駄に励ます

「うつうつしてないで散歩でもしてきなさい」とか

「運動したら気持ちも変わるよ」とか

慰めや励ましたい気持ちになるものですが

これはNGです。

うつ病の患者さんはそんなことすでにわかっています。

わかったうえで悩んでいるんですよね。

それにうつ病患者さんはアドバイスされて変わってたらそんなに悩んでないよ、

と思っているわけです。

無駄に励ますのは、うつ病患者さんの気持ちを落ち込ませる原因になりますので

控えた方が良いでしょう。

   

3つめは

腫れ物に触るような態度をとること

うつ病の人にどう接していいかわからないから、

どうしても腫れ物に触るような態度になることもあるでしょう。でもそれはNG。

うつ病患者さんはセンシティヴで敏感。そういう腫れ物に触るような態度を

敏感に感じ取っています。

「面倒と思われている」とか「家族に避けられている」とか感じるとるものです。

そのような態度は極力控えましょう。

   

【どう関わればいいの?】

以上、大きくふたつ、やってはいけない関わり方についてお話いたしました。

うつ病じゃない人からすれば、「えっ、そんなことで?」と思うかもしれませんが

うつ病患者さんからすれば、とても傷ついたり、不快な気持ちになったりして

心を開かない原因にもなります。

じゃあ、どう関わればいいのでしょうか。

結論から言えば、そっとしておくということが良いでしょう。

え、「放っておけってこと?」と思うかもしれません。

ましてやひとつ屋根の下にいる家族、何かしてあげたいと思うのは当然の事。

もちろん先回りして何かをやってあげようとするのは良いことだと思います。

食事を用意してあげようかなとか、一緒に外出してあげようかなとか。

それはいいんですけれど、

注意してほしいのは、先程もお話したように

過干渉にならないように、ということ。

   

なので

あまり過干渉になりすぎず、そっと見守るというスタンスが良いでしょう。

   

【どうしても放っておけないのであれば】

でも家族のことを放っておくことなんてできない!

そう思うのであれば、これならしてもいいということがあります。

それをご紹介したいのですが

結論から言えば、

うつ病患者さんに聞くことです。

例えば

「今日は何か用意してほしいものある?」とか

「何かしてほしいことがあったら言ってね」とか

聞いてあげましょう。

でもうつ病患者さんは気持ちがセンシティヴなので

家族だからこそ

「うるせぇ」とか「放っておいて!」と心無い言葉を

言われることもあるかもしれません。

でも家族として何かしたいと思うのであれば

聞いてあげましょう。つまり対話をしましょうということですね。

  

いかがでしたでしょうか。

それでは次回のブログでお会いしましょう。

   

   

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