うつ病と診断されたらセルフケアが必要なのか?

こんにちは。Heart Lifeの丸田です。

新年度になりまして、早2週間。早いもので

もう少ししたらゴールデンウィーク!と思う今日この頃ですが

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日は

うつ病と診断されたらセルフケアは必要なのかどうかについて解説します。

   

【ストレスケアは重要】

結論から言うと

ストレスケアはとてもとても重要です。

その理由についてこれから詳しくお話していきます。

そもそもストレスケアとは何かという話なんですけれど

ざっくり言っちゃうと

適度なストレス解消を自分でしているかどうかということなんですね。

それをちょっと専門家っぽく「ストレスケア」って表現しているだけです。

我々の日常生活にストレスってたくさんあるわけですよ。

例えば、満員電車に乗るとか

職場の上司が嫌味ばっか言ってきて嫌だなぁとか

家族とケンカしちゃったなぁとか

後はコンビニで買い物したらめちゃめちゃ行列で早く買いたいのにストレスとかね。

とにかく日常生活の中にストレスはたくさん存在している訳です。

ストレスはネガティヴなものばかりじゃなくて

人生において「良い」と

されることもストレスになり得ることもあります。

例えば、昇進とか結婚とか、出産とか

要するに良い環境の変化ですね。そういうのもストレスになり得ます。

生きていればストレスを0にすることは残念ながらできません。

じゃあどうすればいいかって

そのストレスをいかに減らせるか、それが一番重要になるわけです。

要するにストレスを感じたら適度にストレス解消が出来るかどうかということですね。

   

【うつ病の人はストレスケアが苦手】

ストレス解消すればいい!と聞くと

皆さんは「えっ、めちゃめちゃ簡単じゃないか!」と思うかもしれません。

でも実は

うつ病の人やうつ病になりやすい人って

ストレスケアが苦手な人が多いんですね。

要するにストレスを溜めがちなタイプだし、

ストレスを溜めてそれを上手に発散できないそういうタイプが多いのです。

   

うつ病やうつ病になりやすい人って

特にストレスを溜めがちなんですけれど、

うつ病の人特有の考え方のクセが影響しています。

    

うつ病やうつ病になりやすい人って完璧主義で真面目で神経質な側面が多いです。

だからひとつでもうまくいかないと「全部上手くいかない」と感じやすいし

ちょっとでも失敗すると「自分はダメなやつ」と感じやすい。

そうするとどうですか。

ストレスを溜めがちなんですよね。

うつ病じゃない人やうつ病になりにくい人って

うまくいかないことや失敗しても

その時は落ち込むけれど、最終的には「まっ、いいや」「次うまくいけばいいか」とか

そう思えるんですよね。ある意味、「適当」に生きれるんだけれども

うつ病の人って真面目だから適当に生きれない。

だからそこで苦しみを産んでしまうんですよね。

自分の思考のクセの影響でストレスを溜めてしまい、

そしてそれを発散することも苦手なのでたまる一方で、

結果的に心が壊れてしまうというわけです。

   

ストレスはなくすことができないので溜めない事はできないけれど

溜めた物を吐き出すことはできます。

吐き出すことが出来れば、心が壊れることはない訳ですね。

だからこそ

ストレスケアが重要な訳です。

うつ病から回復しても約6割が再発をしてしまうと言われます。

再発の理由は、ストレスケアを自分なりに確立できていないからだということなんですよね。

   

【ストレスケアはオーダーメイド】

じゃあストレスケアを身につければいいと思いますが

一体どうやって身につければいいのでしょうか。

結論から言うと、ストレスケアは人それぞれなので自分で見つけていくしかないんですね。

例えば、僕のストレスケアをご紹介したいんですけれど

僕は

ギターを爆音でひくことが好きなのでそういうことをしたり

温泉やサウナ、岩盤浴にもハマってるんでそういうことをしたり

あとは自分のひとりの時間を作ったり

逆に友達と話をする時間を作ったり

最近のマイブームは飲食店巡りをしてみたりしているんですけれど

今日のランチをどこにするか考えてみたり

とかなんですけれども。

   

今お話した内容が皆が皆やれば

ストレスケアできるかといえばそうじゃありませんよね。

あくまで僕個人のストレスケアの方法な訳ですよ。これは僕なりに試行錯誤して

一番ストレスケアできる方法だなと思ってやっているわけです。

    

ちなみにうつ病になりにくい人ってのはこういうストレスケアを

もう無意識のうちにちゃんとやれている人だったりするんですよね。

なのでストレスケアの方法は自分でオーダーメイドで作っていくことが大事です。

それにはまず

自分がどういう時にストレスを感じやすいのかを掴む事から始めましょう。

自分がストレスを感じやすい時はどういうときかがわかれば

それを回避できたり、回避できなかったら

できるだけ早くストレスケアをしてあげられたりする。

要するにストレスを溜めないようにできるということですね。

ストレスを感じやすいときはどういうときかを見つける為には

記録を付けると良いでしょう。1か月くらい記録付けてみて

振り返ってみると良いと思います。

しっかりとストレスケアの方法を自分なりに確立することができれば

多少のストレスがあってももう大丈夫です

ストレスは感じても心の中に溜めることはもうなくなりますから

精神的に健康に過ごすことができると思います。

是非お試しくださいね。

  

いかがでしたか。

それでは次回のブログでお会いしましょう。

   

  

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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