【うつ病】と【自律神経失調症】との違いとは?

こんにちは。

相変わらず暑い日が続いておりましたが、今日の東京は心なしかしのぎやすい天気ですね。

たぶん気温は30°C近くはあると思うのですが、

今までの猛烈な暑さを経験していたので、涼しいくらいに感じます。

  

さて今日も徒然に心にについて語っていきますよ。

  

【自律神経失調症とは?】

今日は

うつ病と自律神経失調症との違いについて

お話しできたらと思います。

  

そもそも自律神経失調症ということばをご存じでしょうか?

自律神経失調症とは

何ら身体的な異常がみつからないにも関わらず、

身体症状、

例えば手足のしびれ、背中や腰などの痛み、発汗、不眠などなど

このような原因不明の症状が続く場合は

自律神経失調症と診断されることがあります。

自律神経とは、

体内に張り巡らされているもので、

すべての臓器の働きを調整している神経のこと。

臓器自体に問題がなくても、それを調整する神経の働きに問題があれば

さまざまな症状が起きるわけです。

  

ただ、本当に自律神経に異常があるのかということを調べることは難しいところが現状。

自律神経失調症の診断は、原因が不明だから

とりあえずつけておく病名として乱用されていたところがあるのです。

だいたい、

自律神経失調症と言われる症状の背景には、こころの病気が隠されている可能性があります。

  

【うつ病と何が違う?】

それでは自律神経失調症とうつ病とは何が違うのでしょうか。

  

うつ病も心の症状だけではなく、

様々な身体症状が出てきます。

多くの場合は、同じ症状というわけではなくて

「なんとなく疲れやすい」

「重苦しい感じがする」など症状も多岐にわたります。

うつ病と自律神経失調症の違い、

結論から言うと、

原因不明かどうかとうことと感情面の落ち込みがあるかないか、だと言えます。

うつ病の場合は、

環境要因などのストレスと性格要因の相互作用によって生じます。

しかし自律神経失調症については、

環境要因やストレス要因が不明であることが多いです。

つまり、うつ病の場合はだいたい理由がわかる症状であり、

自律神経失調の場合は、原因不明で症状が起きているというわけです。

  

そして、感情面の落ち込みについてなんですけれど

うつ病の場合は、身体症状だけではなく

気分の落ち込み、やる気のなさに代表されるように

必ず感情面の落ち込みがみられます。

それに対して

自律神経失調症の場合は、

その感情面の落ち込みがみられません。

もしくは見えないだけかもしれませんが。

多くはこの2つが特徴の違いかと思われます。

  

【セカンドオピニオンもあり】

身体症状が強くて、心療内科に受診したら「自律神経失調症」と診断されて

半年とか1年とか

しばらく通院しても症状が改善されないし、診断名も変わらない。

そういう場合は、こころの病気が隠されている可能性があります。

先程もお伝えしたように、

自律神経失調症ってのを医師が診断としてつけるということは

「原因不明でよくわからない」からなのです。

数ヶ月通院して改善されるのであれば良いですが、

半年とか1年とかずっと症状が改善されないのであれば

それは主治医の診断がしっかりされていないからだと思います。

本来なら主治医に正直に

「ずっと治らないのは他の心の病気が隠されているのではないか?」と

質問した方がいいですが、おそらく腕が良くない医師だと思われるので、

聞いたところで要領の良い答えは返ってこないでしょう。

だからここでは思い切ってセカンドオピニオンをしても良いかもしれません。

  

【うつ病は他の病気と併発することもよくある】

自律神経失調症以外にも、

うつ病は他の心の病気を併発することが多いのです。

  

例えば、発達障害。

元々発達障害の気質があって、コミュニケーションが苦手だったり、空気が読めなくて

周りから怒られっぱなし。

だんだん気持ちが落ち込んできて、

心療内科に受診したら「うつ病」と診断されるケースもあります。

でもよくよく発達検査をしたり、

話を聞いていくと自閉症スペクトラムの傾向があった、ということは良くある話です。

  

またうつ病か他の病気か判断が難しいこともあるわけです。

例えば、適応障害もうつ病とほぼ似た概念なので

診断が難しい部分があります。

適応障害とうつ病の違いは

明確なストレスの源があるかないかです。

適応障害の場合は明確にストレスがある。

だから適応障害の場合は、

「ストレスから離れれば」落ち着くわけです。

けれどうつ病の場合は

明確ではなくストレスだけでない様々な問題が複合して起きている。

  

というように

うつ病と他の病気の違いや

二次障害としてうつ病が起きているということもたくさんあるので

うつ病というのは、

かなり見極めが必要な病気であるのですね。

    

#悩み相談 

#自律神経失調症

#生活習慣

#東京カウンセリング

#うつ病 

#適応障害 

#カウンセリング 

#自己肯定感 

#認知行動療法 

#心理カウンセラー 

#心の病気

コメントする