秋の「うつ」はなぜ起こる?

秋の「うつ」について。

秋の「うつ」というのは、

僕が勝手に提唱している概念なのですが

秋になると

なんとなく

「気怠い」「やる気が起きない」「無気力」「抑うつ気分」になる

心の現象のことで

秋特有のうつ症状のことです。

  

気持ちが落ち込みやすくてお悩みの方は、

もしかしたら

秋になると気持ちが落ち込む現象を体験している方も

少なくないかもしれませんね。

  

ところで

なぜ秋に

うつ症状が起きやすいのでしょうか。

  

様々な要因が考えられますが

まずひとつめとして、

夜が長くなるからです。

人間と言うのは夜の時間が長いと

気持ちが落ち込みやすくなるものです。

わかりやすい例で言えば、

夜になるといろいろと考えすぎてしまい

眠れない、という症状は

まさにこれに当てはまると思います。

  

そしてふたつめとしては、

気温が下がって気怠さが増すからです。

  

春になった陽気を思い出してください。

「春眠暁を覚えず」ではないですが

なかなか気怠くなる感覚ってありますよね。

でも

春は一般的には新学期や新年度で

気を張らなくてはいけないことが多いため

状況が落ち着いた5月以降にこころの調子を崩す方が増える傾向があります。

所謂「五月病」ってやつですね。

しかしながら秋はそこまで状況の変化はないために

その気怠さがメンタル不調を引き起こすトリガーになる可能性もあるわけです。

   

3つめとしては気温が寒くなるから。

夏から秋にかけて急に寒くなったりするため

身体を冷やしてしまうから。

一般的に、

身体を冷やすと身体に良くない、と言われますが

実はこころにも良くないのです。

なぜなら

こころとからだは密接につながっているから。

身体が不調だと

こころにも悪影響をきたします。

  

以上3つの要因が重なることで

秋のうつが起きやすいと考えられます。

  

うつ症状になる前に必ずと言っていいほど

身体への変化など

こころや身体に前兆がでてくるはずです。

ですから

未然にうつ症状を予防したり

うつになったとしても軽症で

治していくためにも

日頃から

ご自身のこころとからだの変化に

敏感にアンテナをはっていくことが大事ですね。

  

  

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