自己肯定感の話をする前に
まずうつ病とは何か?ということからお話ししなければなりません。
主に
やる気が出ない(無気力感)
睡眠欲・食欲・性欲の減退
気分の落ち込み
明かな集中力の乏しさ
好きなものが楽しめない
などの
症状からなるもので
これからの症状が
2週間以上続くようであれば
うつ病と診断される可能性が高いです。
うつ病は「こころの風邪」とも呼ばれ
およそ15人に1人の確率で
生涯に1度は
経験されるとされている精神疾患であり
決して
珍しい疾患ではないのです。
うつ病は何かしらの出来事やきっかけが
引き金として生じやすいと言われていますが、
うつ病になる性格傾向というものがあります。
うつ病になりやすいとされる
代表的な性格傾向は
①何事も真面目に取り組みすぎる(勤勉すぎる)
②完璧主義
③過度に人の顔色を窺う
大きくはこの3つの性格が挙げられるでしょう。
「自己肯定感が低い」と感じる人は、
きっと様々な理由から「自己肯定感が低い」と感じているのだと思います。
でも実は
「自己肯定感が低い」と感じている性格傾向の方と
うつ病になりやすい性格傾向って
かなり酷似しているのです。
先程、うつ病に関する性格特性を3つ挙げさせていただきました。
①何事も真面目に取り組みすぎる(勤勉すぎる)
は実は
心の根底では
「自分に自信がないから、まじめに取り組みやすい」傾向がありますし、
②完璧主義、も
「自分に自信がないからこそ、完璧にしなければいけない」と考える傾向があったり
③過度に人の顔色を窺う、のも
自分に自信がないからこそ「人の評価や視線が気になってしまう」わけなのです。
「自己肯定感が低い」と感じられている方は
自分に自信がないからこそ「自分はダメだ」と
自分を非難し、結果的に抑うつ傾向になりがち、と言われています。
つまり結論、
自己肯定感が低いと感じられている人は
慢性的に
うつ病になりやすい傾向があるということなのです。
結果的には
自己肯定感が低い、と感じられている方は
やはり
自己肯定感を高める方が
うつ病リスクも減らせるし、
より良い人生を過ごすことが出来るということですね。
もし、いまあなたが
自己肯定感が低いと感じられているのであれば
自己肯定感を高めていくことが
あなたの今後の人生をより良くするのに
非常に役立つし
あなたのwell-beingを高めることでしょう。
当カウンセリングルームは
自己肯定感専門のカウンセリング(心理療法)に
取り組んでいます。
ご興味のある方は是非、お気軽にお問合せください。
この記事の監修者
横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。
<公式SNS>YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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