ライフポジション、ということばをご存じでしょうか。
これは人間に対する自分の見方、ということなのですが、
普段、自分をどう見ていて
相手をどう見ているか?
ということ。
4つの「ポジション」があると言われます。
1つめは、
自分は「not OK」、相手は「OK」。
これは自分は「認められない」けれど
相手は「認められている」という状態のこと。
まさに典型的な
自己肯定感が低い人の考え方、捉え方であると思います。
![](https://heartlife-counseling.com/wp-content/uploads/2021/09/4915470_m-1024x769.jpg)
2つめは、
自分は「OK」、相手は「not OK」。
自分は「認められる」けれど、相手のことは「認められていない状態のこと。
自己愛が強い人の特徴でもありますが、裏を返せば
相手を「not OK」にしないと自分の心を保てない、つまり
自己肯定感が低い人であります。
周りにいるマウントをとりたがる人や、
自分が「一番じゃないと気が済まない」人などは
実は自己肯定感が低い傾向があります。
3つめは、
自分は「not OK」、相手は「not OK」。
これは自分も相手もどちらも認められない人のこと。
人に猜疑心を持っていたり、
そもそも人間に不信感を持っていたりするため
しばしば孤独になりがちでしょう。
自分も認められないし、相手も認められない。
そう思うことで心を安定しているわけですから、
根底にはやはり自己肯定感の低さがあるのです。
4つめは
自分は「OK」、相手は「OK」。
これは自分のことも「認められている」し、
相手のことも「認められている」という状態のこと。
自分も大切にできるし、
自分を大切にできるからこそ
相手も大切できる。
これは自己肯定感の高い人の特徴であります。
![](https://heartlife-counseling.com/wp-content/uploads/2021/09/22146009_s.jpg)
つまり
自分をまず大切にする。自分をちゃんと愛する。
自分を適切に大切にすることで相手のことも大切にできるようになるわけです。
自己肯定感が高い人は、
自分のことを大切にしている人ということも言えるでしょう。
いかがでしたか。
今日は、
自己肯定感の高い人の特徴についてお話いたしました。
![](https://heartlife-counseling.com/wp-content/uploads/2023/06/丸田英世-コピー.jpg)
公認心理師・臨床心理士。Heart Life~こころの悩み相談所~室長。
2015年横浜国立大学大学院臨床心理学専修。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、都内心療内科クリニックや都内カウンセリングルームの勤務を経て2020年6月に開業。「カウンセリングを身近なものにしたい」という考えの元、現在はYouTubeやTikTok、TwitterなどSNSでも精力的に発信。専門は自己肯定感・うつ病・適応障害。