うつ病にカウンセリングは効果的なのか?

ついに7月になりましたね!早くも下半期の突入!

東京は過去一早く梅雨が明け連日暑い日が続きますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日はうつ病にカウンセリングは効果的なのか?

について

お話していきたいと思います。

   

【うつ病とは?】

まずはこちらでは散々、「うつ病」についての解説をしてきましたが、

簡単におさらいだけ。

うつ病というのは、15人に1人、が一生のうちにかかるこころの病気。

・気分の落ち込み

・やる気が出ない・倦怠感

・三大欲求の低下(食欲・睡眠欲・性欲)

この3つの症状が主体でありますが、

多くのうつ病の方が感じ取れる症状としては

心が落ち込んでしまう、ブルーになっている状態のことで

それが2週間~1ヵ月以上続いている状態で

なかなか気分が晴れない状態が続いているのであれば、

「うつ病」と診断される可能性があります。

「うつ病」というのは診断名であり、

精神科医でしか「あなたはうつ病ですね」と言えません。

ちなみにカウンセラーは診断できないので

「あなたはうつ病です」と診断は出来ないのです。

あくまで「うつの傾向がある」とか「病院に行ったら『うつ病』と診断されるかも」とか

その程度のことしか言えません。

   

【カウンセリングとは?】

カウンセリングというのは、

対話を通して自己洞察や気づきを深めることによって

より自分を知り、より生きやすい方向をカウンセラーと一緒にみつけていくことです。

よく、カウンセリングを受けたことが無い人が抱くイメージに

「カウンセラーからのアドバイス」というものがあります。

要するに

カウンセリングってアドバイスをもらえるもの、と思われている方が非常に多いです。

もちろん、

もう何十回もセッションしている人ならアドバイスをすることもありますが

基本的には、カウンセラーはアドバイスをしません。

カウンセリングの基本原則として

カウンセラーはクライアントの話していることに受容的・共感的に耳を傾け、

これを「傾聴」と言ったりするのですが、

これをすることで、

クライアントの考えが整理され、

気づきを得ることができ、心の問題が回復に向かう、とされているんですね。

だから極論、

アドバイスをするカウンセラーってのは、ダメなカウンセラーなんですよ。

たまにクライアントさんでも、

他のカウンセリングを受けていたことがあると仰っていて、

「ただ話を聞くだけで何も変わらなかった」と言われる方がたくさんいますが、

意味があって敢えて話を聞いているわけなんですよね。

   

【うつ病にカウンセリングは効果的なのか】

結論から言うと、効果的です。

何故かと言いますと

うつ病になる人というのは、

性格の要因も原因として絡んでいるんですが、

うつ病になりやすい人の考え方のクセというのがあるんですね。

で、そのクセによって生きにくさを産んでいる、

つまりうつ病になったりするリスクがあるということなんです。

うつ病になる人の思考のクセは

真面目すぎる

融通が利かない

視野が狭い

他にもたくさんあるのですが、

大きくはこの3つかなと。

   

うつ病になる人は、自分の思考のクセに気付いていないことも多い。

カウンセリングは自己洞察・自己理解を深めるものと言いました。

カウンセリングを受けることで自分の思考のクセに気付いて

じゃあそれとどう向き合えばいいのか、手放せばいいのか、

考えていけます。

考えることができれば、対処しやすくなるので

今よりもよりよく生きやすくなる、というわけなのです。

だから

うつ病の人こそカウンセリングを受けると良いと思います。

    

人は意外と自分のことを一番よくわかっていない生き物だと言われます。

その理由は、

人間には意識できるところと意識できないところがあり、

意識できないところを無意識と言いますが、この無意識の割合が大きいと言われているからですね。

現代の精神医学や臨床心理学を作った精神科医のフロイトがこの無意識を発見したと言われます。

それだけ自分のこと、よくわかっていないもの。

カウンセリングでは「気付き」が重要。「気付き」を得ることで

自分の心の問題が解決できることもあります。

でその「気付き」というのは、

誰かからのアドバイスで得られるものではなかったりする。

だからこそ自分の心に向き合うことはとても大事なことなんですね。

   

    

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