【うつ病】に【認知行動療法】は効果的か?

こんにちは。7月も最終週。もうすぐ8月ですね。

暑い日が続きますが、今日の東京は朝から大雨。暑さも少しだけ和らぎホッとしておりますが

皆様、如何お過ごしでしょうか。

  

さて本日はうつ病と認知行動療法について

お話していきたいと思います。

   

【認知行動療法とは?】

今日は

うつ病の人に認知行動療法は効果的なのか?

というテーマでお話していきたいと思います。

   

以前のブログで

「うつ病にカウンセリングは効果的なのか?」では

カウンセリングは効果的だと論じました。

認知行動療法というのは、

カウンセリングの手法のひとつですから

当然、効果的です。

じゃあそもそも認知行動療法って何か?

認知行動療法とは、

自分自身の「思考」と「認知」に焦点を当て問題解決を図る手法のこと。

これだとよくわからないですよね。笑

   

だからざっくりいうと

人は外の世界を自分のフィルターを通してみているんですよね。

人によってはなんでもポジティヴに感じる人もいるし、ネガティヴに感じる人もいる。

それはその人が持っているフィルターのせいです。

例えば、

サングラスをかけて外を見ると世界が黒く見えるよね。

度が強い眼鏡をかけて外を見ると良く見えすぎてクラクラする。

それぞれフィルターって十人十色。

それはみんな違うのは当たり前なんだけれど、

時にそのフィルターのせいで自分が苦しんでいるよ、と考える。

ネガティヴが強過ぎるフィルターを通して世界を見ていると

時に、苦しむよね。

だからもう少し客観的に見れるようにしましょう、

とするのが認知行動療法なのです。

  

カウンセリングは他にも様々な手法がありますが

特に認知行動療法はうつ病や不安障害に効果的だと言われます。

   

【なぜ認知行動療法なのか?】

うつ病の人はしばしば、

極端なフィルターを持っているんですね。

このフィルターのことを私たちは「思考のクセ」と言ったりする。

思考のクセのせいで

自分を苦しめているのです。

   

例えば、

会社で同僚に朝、「おはよう」ってあいさつした。

けれど、反応がなくて無視された。

その時あなたはどう考えますか?

「無視されたからきっと私のことが嫌いなんだわ、嫌いに違いない」

と思う人もいるでしょう。

うつ病になりやすい人って極論、このように考える。

なんでも悪い方に捉えがち。

それで一人で落ち込むのです。

でもある人は

「声が小さかったから聞こえなかったかな、まぁいいや」と思う人もいるし

「今日は機嫌が悪いんだな、あまり関わらないようにしよう」と

思う人もいるわけです。

  

こんなに捉え方が違うのは、

先ほど言った世界をみるフィルターがそれぞれ違うから。

うつ病の人って

悪い方にしか捉えることが出来ないんですよね。

先程のように

「声が小さかったから聞こえなかった」

「機嫌が悪い」と

思えない人が圧倒的に多いです。

だから自分のことを勝手に責めて苦しむんですよね。

  

認知行動療法では

このように

悪い捉え方以外の捉え方を

カウンセリングの中で一緒に考えていきます。

特に紙に書きだす、という手法をとっていて

これを「外在化」と言ったりしますが、まぁ要するにアウトプットすることを重視します。

うつ病で苦しんでいる人って

一人で頭の中だけで考えている人が多い。

それをアウトプットするだけで、客観的に捉えることができるのです。

この練習を認知行動療法ではやっていきます。

  

アウトプットするだけでも、

自分の偏った思考のクセに気付き、気持ちが楽になる人も一定数います。

   

人は誰しもどうしても自分のフィルターを通してしか

世界を見ていないので

完璧に客観的に捉える事は難しいのですが

少しでも客観的に、

俯瞰的に捉える事で

考えが整理できたり、楽になったりすることもあります。

  

うつ病で苦しんでいる方や、カウンセリングを受けても改善しない方は

一度、認知行動療法を試してみてはいかがでしょうか?

   

   

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