【うつ病】不安との向き合い方について

こんにちは。

気づけば11月も後半。

2022年も早いものであと1ヶ月半を切りましたね。

ここまでくると師走まであっという間。

早くも今年中にしないといけないことが頭の中を駆け巡っている今日この頃ですが

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて本日は

うつ病と不安についてお話していきたいと思います。

   

【うつ病は不安も伴う】

うつ病は実は

不安感を伴うとご存じでしたか?

うつ病患者さんの90%以上、なのでほとんどですね

不安感を感じているのです。

それだけうつ病と不安は関係の深い症状と言われます。

日常生活に支障が現れるほどの

不安感が続き場合は

不安障害と診断されます。

日常生活に支障が出るというのは具体的に言うと

不安が強くて外出できないとか

電車に乗れないとか

仕事で人前でプレゼンするときにめっちゃ緊張してしまい欠勤してしまうとか

そういう状態だと不安障害と言われます。

ちなみに

うつ病患者さんの60%は不安障害も発症しているといわれます。

   

不安障害にはいくつかのタイプがありますが

特にうつ病と同時に発症しやすいのは

社交不安障害とパニック障害です。

社交不安障害と言うのは、

人前に出ることに強い不安感を感じやすい症状で

先程の例で言えば、人前でプレゼンする日に限って欠勤する人は社交不安障害と思われるし、

パニック障害というのは

激しい不安発作に襲われる症状で、

先ほどの例で言えば、電車に乗れないとか、

外出できないとかそういう方はパニック障害と思われます。

  

このように

うつ病と「不安」はきっても切り離せない関係なのですが

じゃあどうこの不安と付き合っていけばいいのか。

今日はこの部分について

詳しくお話していきたいと思います。

   

【不安との向き合い方】

結論から言うと不安を消すことはできません。

まぁ考えてみれば当たり前の話なんですよね。

とはいえ、

うつ病の方で不安感をお持ちの方だとしんどいと思うんですよね。

でなぜそんなしんどいのかというと

不安感が強いからなんですよね。

なのでその不安感を

低くすることを目指すのが良いと思うのです。

つまりうまく不安と付き合っていくって話ですね。

   

【不安は人間にとって大切な感情】

なにも

不安は悪いものではなくむしろ

人間の進化の過程では非常に大切な感情だったわけです。

1万年前の人類は狩猟採集民でした。

つまり狩りをしていたわけですよね。

その当時は、

周りにはトラとかライオンとか危険な動物もいっぱいいたわけです。

だから例えば、

急に目の前の草むらが「カサカサ」とか音がしたら

めちゃめちゃ不安になるわけですよ。

もしかしたら凶暴なトラとかライオンがいるかもしれないと思うからね。

でもここで「カサカサ」って音聞いただけで何も気にしていなかったら

本当にトラやライオンがいたら食べられちゃっているわけですよね。

そうならないために人間には「もしかしたら危ないぞ!気を付けろ!」と思えるように

ならなくてはいけないのです。

そうすることで逃げたり、場合によっては闘ったりすることで

人間はここまで生き延びてきたわけです。

つまり「危ない!気を付けろ!」と思うためには、「不安な感情」が必要だったわけです。

「不安」とか不安以外にも

「恐怖」とかそのようなネガティヴな感情って

人間が生き延びるために必要な感情だったわけなので

むしろ必要な感情なんですよね。

そして僕たちは1万年前の人間の子孫なわけです。

つまり危険な環境の中でも生き延びてきたしそんなわけですよね。

「不安」というセンサーはとても敏感に育ってDNAレベルで染みついているわけです。

だから何が言いたいかというと

「不安」になることはむしろ当然のことなんですよね。

現代の人間は

このような危険な動物と遭遇したりすることはまずないので

不安になる必要はほぼないんですけれど

あることで不安になった時に

その不安のセンサーが

誤作動することによって不安があるんですね。

わかりやすい例で言えば

パワハラ上司いたとしていつも怒鳴られるとしましょう。

怒鳴られるから嫌な気分にもなりますが

だんだんその上司のことが

いつ怒鳴られるかわからないから怖くなって不安になる。

そのせいで会社に行けなくなってしまう、みたいな。

このようなケースってよくあるんですけれど

これも上司に対して「不安」や「恐怖」を感じているからなんだけれど

過度に感じすぎちゃっているんですよね。

極端な話、上司から命を奪われることはないのに

極論、「上司から殺される!」くらいに思っている

だから会社に行けない状態になってしまうということなのです。

これは脳の「不安」や「恐怖」の誤作動です。

強く感じすぎちゃっているってことですね。

話を戻すと

不安な感情にまみれていると

生きている心地すらしないかもしれないけれど、

不安な感情を

「悪いもの」として捉えるのではなく

むしろ「あって当然のもの」と思えたら

少しは気持ちも楽になるのではないでしょうか。

そう思えれば不安とも上手に

付き合っていけるのではないかなと個人的には思います。

  

いかがでしたか。

本日は不安との付き合い方について

徒然にお話しました。

それではまた、次回のブログでお会いしましょう。

   

   

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