カウンセリングに効果を感じない…その理由とは?解決方法も伝授

カウンセリングを受けていても「正直」効果を感じない。。。なぜそう感じるのか?それには明確な理由があります。

今回はカウンセリングを受けていても効果を感じないと思われているときにどうすればいいのか、その理由と解決方法をお伝えしたいと思います。

この記事についてはYouTubeでも解説していますので詳しく知りたい方は是非動画をご覧ください。

  

カウンセリングとは何か?

今日のテーマは相談者様がよく尋ねられる質問のトップ3に入ると思います。なんだったらナンバー1かもしれません。

はじめて来室された相談者の方「以前カウンセリングを受けたことがあったけれど、全く効果がなかった」とか「カウンセリングってただ話を聞いてくれるだけで効果を感じなかった」とか「そもそもカウンセリングって効果あるんですか?」とか、様々言われ続けます。

そもそもカウンセリングとは何かということですがカウンセリングとはカウンセラーとの対話を通して自分自身が生きやすくなるように一緒に考えていくことなんですよね。

カウンセリングの考え方として人の悩みというのは、自分自身が気づいていないことが影響していると言われます。

気づけないからこそ、苦しい。だからカウンセリングでは気づきを得るようにカウンセラーが関わっていくわけですよね。

簡単な架空の事例をお伝えしますと40代男性Aさんのケースです。

妻との関係がうまくいかないことが悩みでカウンセリングを訪れました。話を深めていく中でどうやらAさんは妻に対して言いたいことが言えないことに気づきました。

そして妻だけではなく人に対して言いたいことが言えない、それによってストレスが溜まってしまうことに気づいたわけですね。

だけどなぜAさんは人に対して言いたいことが言えないのか。さらに深堀すると小さいときにさかのぼります。

母親がとても気分屋で小さいときから母親の顔色を窺いながら生きてきたわけですよね。

というようにカウンセリングの中でここまで話ができるととても気づきが得られるんじゃないかなと思いますが、

このように自分自身が今抱えている問題の背景って様々なことが影響しているんですよね。それをカウンセラーと一緒にひも解いていく、それがカウンセリングというものです。

あなたがカウンセリングに効果を感じない理由

ではここからはあなたがカウンセリングを受けていて全然効果を感じない理由について考察していきたいと思います。結論から言うと、カウンセリングの効果を感じないのは受け身だからなんですね。

カウンセリングと言うのは先程もお伝えしたようにカウンセラーに話をしてカウンセラーと共に生きやすさを模索していくことなわけですね。それには「気づき」が重要だと言いました。

カウンセリングに効果を感じないのは人それぞれ理由はあると思いますが、一番は「カウンセラーから何かアドバイスやしてくれるものだ」と強く感じている傾向があるからだと思われます。

なぜそう言い切れるかと言いますと、今までカウンセリングの仕事をしていてカウンセリングを継続で受ける人をみてきました。

最初にカウンセラーからカウンセリングとはこういうものですよ、とお伝えした場合とそうじゃない場合、もちろん個人差もありますがカウンセリングについて知識を知ったうえで受けている人の方が効果を実感しやすいところがあるのではないかと感じたからですね。

本来のカウンセリングというのは、カウンセラーからカウンセリングの説明やレクチャーがなくても相談者自身でカウンセリングを意味を理解することが大事だったりするんだけれどもとは言え初めてカウンセリングを受ける人からすればある程度カウンセリングのレクチャーがないと難しいと思うので初回や2回目のカウンセリングではカウンセリングについて説明することが多いです。

カウンセラーからアドバイスはしない

カウンセリングの中でカウンセラーはアドバイスはしません。

学派といってカウンセリングの考え方や立場や流派があるので一概には言えませんが、どの流派にも共通していることは傾聴です。つまりカウンセリングの基本というのは傾聴です。傾聴と言うのはつまり、相談者の話をよく聞くことなんですね。

傾聴によって気づきが生まれるという考え方なんです。なぜ傾聴によって気づきが生まれるのかという話なんですけれどそもそもカウンセリングの考え方としては悩みの解決方法は相談者の心の中にあるという考え方なんですね。

だけれど悩みが大きすぎて心に余裕がなくて自分でその解決方法を見失っている状態だと。

傾聴をしてもらうことによって自分の心に余裕を回復させて次第に解決方法を自分で見出していく、これがカウンセリングの考え方なんですよね。なのでカウンセラーからアドバイスをもらうというよりも自分で対話を通して気づきを得ていかないといけない。

だからこそ、受け身すぎるとカウンセリングの効果は感じないことが多いと思われるのです。

あと極論ですけれど、良いカウンセラーと呼ばれる人はアドバイスしないんですよね。逆にアドバイスばかりするカウンセラーというのはあまり良いカウンセラーとは一般的には言えません。

もちろん、その相談者との相性もあったりするので一概には言えませんが一般的にはカウンセラーはアドバイスはせず傾聴するものなのです。

だから「カウンセラーからアドバイスをもらいたい」と言われる相談者はかなり多くいらっしゃるんだけれど「カウンセラーからめちゃめちゃアドバイスがもらえる!」とそう思ってカウンセリングを受けるとちょっと残念な結果になると思います。

相談者によっては「それでもカウンセラーと話していて意味があると思えない」と感じる人ともいるでしょう。カウンセリング的に答えるとその気持ちをカウンセラーに話をした方が良いんですよね。

人によっては「そんなこと言えない」と言う人もいるでしょう。でもそれがカウンセリングでは重要なことなんです。

カウンセリングで重要なことは「気づき」

カウンセリングで重要なことはなんと言っても気づきです。これに尽きます。

なのでもしカウンセリングを受けていて効果を感じないと思われるのであればカウンセリングとは気づきが重要であることそしてなんとなく効果を感じないということを言いにくいとは思うけれど伝えてみることが重要です。

伝えてみることでそれこそ「気づき」がめちゃめちゃ生まれやすいんですよね。

そもそもカウンセリングというのはカウンセラーとの会話や人間関係なわけですよね。

カウンセラーとのかかわり方は他の人間関係の表れでもあるのです。

カウンセラーにどうしてもいいにくい人というのはおそらくどの人間関係でも言いにくいことを云わないそういうタイプだったりするわけです。そこまで自己洞察を深めることもできるわけです。これが気づきですね。

だからカウンセラーに伝えるとカウンセリングの効果を実感しやすいんですよ。

効果を感じないことをカウンセラーに伝えるのは伝えにくいとは思うけれど、仮に他のカウンセラーに変えたところでさっきもお伝えしたように、カウンセラーは傾聴スタンスなのでさほど変わらないです。

また同じように「効果を感じない」と思って他のカウンセラーにする、となると相談者にとって悩みの解決が引き延ばされるわけですから相談者にとって非常にデメリットなんですね。

これからカウンセリングをうけようと思っている人もカウンセリングを受けるスタンスを知るだけでもカウンセリングの効果を感じやすいと思います。是非参考にしてみてください。

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