こんにちは。

海の日も終わり、７月も早いもので後半。毎日暑い日が続きますが

皆様、如何お過ごしでしょうか。

　　

さて本日は、うつ病から回復する人の特徴について

徒然に語りたいと思います。

　　　

【うつ病からの回復】

うつ病は一般的に適切な治療をすれば

半年～1年程度で回復していくと言われています。

うつ病の治療は、

薬物療法と心理療法の併用が望ましいと言われてますが、

比較的軽度な方であれば、

3か月～半年ほど休むことで薬物療法や心理療法なしでも回復することもあります。

　　　

しかしながら、うつ病の再発率は6-7割と高確率のため、

可能であれば、適切な治療につながることが望ましいとされています。

　　　

【うつ病から回復する人と回復しない人】

うつ病と診断され

カウンセリングに来談される方とたくさんお会いしている中で

僕はあることに気がつきました。

それは、うつ病から回復する人と回復しない人がいるということ。

そして

うつ病から回復する人にはある特徴、共通点があることに気がつきました。

もしかすると、

この共通点を理解することで

現在、うつ病で苦しんでいる人の役に立つのではないか、と思ったので

今日はうつ病から回復する人の特徴、大きく3つお伝えしようと思います。

　　　　

【うつ病から回復する人の特徴3つ】

まずひとつめは

何事に対してこだわらなくなる、ということです。

　　　

うつ病の人の性格特性の特徴として

完璧主義というところがあります。

何事も完璧にやらないと気が済まない。

社会的に見れば一見、良いところではあるのですが

度を超すと自分自身を苦しめることになるのです。

完璧主義というのは言い換えれば、

過度なこだわりでもある。

　　

「完璧にやりたい」というこだわりですね。

うつ病から回復する人は、自分が完璧主義ということに気づき、

「すべて完璧にこなすことは難しい」ということを受け入れている傾向にあると思います。

つまり「多少完璧じゃなくてもいい」という「遊び」を持たせた方がいいんだ、と

気づける人がうつ病から回復する人の特徴のひとつと思います。

　　　

ふたつめは

人にも自分にも期待しなくなる、ということ。

うつ病の方のカウンセリングをしていると、

人や自分や物に対して過剰に期待している人が多いと感じる。

あるクライアントさんでは、

「人に期待しないのはなんか寂しいし悲しい」と言われる方も少なくありません。

しかし、実は

この「期待する」ことによって自分自身を苦しめているのです。

例えば、

パートナーがあまり家事をやらない人で

「今日は洗濯と掃除やっておいて」と伝えると相手は「わかった」と。

だけれど、

全くやってくれなかったとして

あなたならどう感じますか？

うつ病の方は、

「なんでやってくれないんだ、いつも俺ばっかりやっているのに！」とか

不快な感情や怒りが出てくるかもしれません。

だけれど、これって相手に期待しているからこそ生じるんですよね。

ここで「どうせやらないだろうなぁ、やってくれたらラッキー」と思えれば

そこまで怒らないわけです。

この「期待する」というのも、

ある意味先程お話した「こだわり」に近いものがありますが

いい意味で期待しない方が、

自分も相手も楽に過ごせるのではないかと思います。

　　　

最後3つめは

自分を責めることをやめること、です。

　　　

うつ病になりやすい性格の人は

何でも「〇〇しなきゃいけない」と思いがちで自分にかなり厳しいのです。

知らず知らずのうちに自分に何かを課しているということ。

課したことができればいいけど、

できないと非常に苦しむことになるのです。

適当にすると「あぁなんで自分はできないんだ」と自分を強く責めてしまう。

自分を責めると自分の怒りが自分に向くから、苦しいんですよね。

でもうつ病になる人って少して抜くくらいでちょうどいいと思うんです。

だって真面目だから、他の人よりも一生懸命すぎる。

一生懸命なのは良いけれど、度を過ぎると自分を苦しめる要因になるよね。

うつ病から回復する人は、

たとえうまくできなくても、自分を責めないようにできる人が

回復していく傾向にあると思います。

　　　　

いかがでしたか？あなたにはいくつあてはまりましたか？

大事なのは全部あてはまらないからといって回復しないわけではないということ。

大切なのは自分に「気づく」ことです。

気づくことから始めましょう。

　　　

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