こんにちは。
東京の今日の天気は雨。最近はよく雨が降りますね。
もうすぐ梅雨の季節も近づきますね。
雨は人の心を憂うつにさせるものなのか?はたまた心の洗い流すものなのか?
答えはわかりません。
そんなことを考えている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて本日は
タイムリーなお話を。
ずばり5月病についてのお話をしていきたいと思います。
【ゴールデンウィーク明けの体調の変化】
楽しく休めていたゴールデンウィークも終わりを告げ、
「あぁこれからまた仕事かぁ…」と
気分がブルーになっている人は少なくないと思います。
長期休暇から明けた仕事ほど辛いものはありません。
ゴールデンウィーク明けからしばらく祝日もないしね。
この時期から
所謂「5月病」という言葉は有名なように
5月病患者が増加する時期でもあります。
ちなみに
5月病と言うワードは医学用語でもなければ心理学の用語でもありません。
「なんとなく体調がだるい・すぐれない」
「気持ちの落ち込みが続いている」
「何事にもやる気が起きない」
など
ゴールデンウィーク明け前後にある精神的な不調は
「5月病」かもしれません。
ちなみに
5月病というのは
所謂「うつ病」や「適応障害」のこととほぼ同義と思っていただけたらいいと思います。
4月から環境の変化があり、
そこから1ヶ月全力で駆け抜けてきて慣れてきたころが5月。
あまり言われていませんが、
ストレスって
後からやってくるんです。
だから
4月に強いストレスを感じていたならば
5月、6月、7月と後々になってそのストレス反応が出てくることってよくあります。
だから
「気分の落ち込み」が続くクライアントに
「直近で心当たりがありますか?」と聞いたときに、
「特に心当たりがない」と答える人はそのためです。
そういうときは、もう少し前の話をさかのぼって聞いていきます。
するとだいたいが関連ストレスを思い出す方が多いのです。
【5月病になりやすい人の特徴】
ところで、5月病になりやすい人ってどういう人か、あなたはご存じですか?
実は
5月病になる人ってある特徴があります。
今日は
それをご紹介していきたいと思います。
まず1つめとしては
過剰適応気味な人です。
これはどういうことかというと
新しい環境に「すぐになじむぞ!」と意気込み、
周りの環境に過剰に合わせてしまうタイプです。
こういう人は一見、周りから見ると明るくてきさくで元気なイメージがありますが
かなり頑張っちゃっている人です。
こういう人は、
4月の新生活で張り切りすぎてしまい、その疲れが5月の連休明けに出やすいのです。
なので対策としては、できるだけ無理をしないこと。
なじむことは大事なことだけれど、無理しなくてもいい。
僕はそんな気持ちで
毎年度4月を乗り切ってきました。
それに頑張りすぎってずっと続かないしね。
そして2つめは、
環境の変化に敏感な人です。
結論から言うと
環境の変化は、ストレスになります。
多くの人は環境の変化は好む人は少ないと考えられるのですが
特に環境の変化に敏感な人がいます。
所謂HSPとか繊細さんとか言われる人は、
環境の変化に敏感で
匂いとか光とかでもダメな人もいますが、このような人も敏感なので
ストレス度合いは一般の人に比べると何倍もあるでしょう。
このような人は、日々疲れやすいため、疲れがたまりバーンアウト。
結果的に5月病になるというわけです。
3つめは
ストレスをうまく発散できない人です。
ストレスをどう発散するか?
これは人間の人生の中の命題。
4月は新生活だし、ストレスがかかっているのですが
それをどう解消するか。
5月病になりやすい人は解消することが苦手でついついストレスをため込みがちです。
いかがでしたか。
本日は
5月病になりやすい人の特徴について
3つお伝えしました。
あなたはどれくらい当てはまりましたか?
注意してもらいたいのは、
5月病だからといって
安易に考えないでください。
気分の落ち込みや倦怠感、
やる気の低下が1ヶ月続くようなら
迷わず、心療内科もしくはカウンセリングを受けてみてくださいね。
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この記事の監修者
横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。
<公式SNS>YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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