さて今日は、
人と会うとなんだかつかれるなぁと思っている人について
心理学的考察をしていきたいと思います。
あなたは
人と会うと
疲れやすいと感じたことはありますか?
「人と会うのは好きなのに、終わるとどっと疲れが出る」
「なぜか人と会うと疲れてしまう」
そのように感じている人は
もしかしたらある行動やクセがあるのかもしれません。
今日は
人と会うと精神的に疲れてしまう人の
特徴についてお話したいと思います。
人と会って精神的に疲れてしまいやすい人の特徴として
まず
人の顔色を窺っている、
ということが挙げられます。
食事に行くにしても
相手が何食べたいか、どこに行きたいかを優先しようとする傾向にあります。
できるだけ相手に合わせようと努力する。
相手に不快にさせないように過ごす。
これは決して悪いことではなく、むしろ良いことなのですが
それが過度になっている可能性があります。
ですから会っている間、
ずっと気を遣っている状態になるわけです。
それでは当然、心が休まるはずがありませんね。
そしてふたつめは、
ついつい期待に応えようとする、ことが挙げられます。
相手から
「〇〇してほしい」とか言われなくても
何となく察して
相手のメッセージを深読みしてしまう、
そして先回りして
相手の期待に応えてしようと努力してしまうのです。
これも決して悪いことではないのですが、
これではまるで接待しているようなもので
心が休まりませんから、疲れてしまって当然ですよね。
そして3つめとしては、
相手の言動を深読みしてしまう、
ということです。
相手の言動や行動について
どういう意味だったのか、深読みしてしまう。
相手のことばを時に反芻したり
あぁでもない、こうでもない、と考えすぎてしまうのですね。
たとえて言うなら、
とてもとても大好きな女性(男性)とデートしていて
相手のことばひとつで振り回されてしまっている、状態に似ています。
これでは相手と別れた後でもずっと考え続けることになり
結果的に脳がフル回転状態ですから
心が休まるわけがありませんね。
このように
人と会うと精神的に疲れてしまいやすい人には
考え方や行動のクセがあるのです。
あなたはいくつあてはまりましたか?
極論、人と会って精神的に疲れやすい人は
人のことばかり考えていて
自分のことは二の次になっている人なのです。
まず自分自身が普段からどう過ごしているか、
どういう傾向があるか、を
自分自身で把握することはとても大切です。
是非、自分自身でご自身のことを振り返ってみると良いかもしれません。
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公認心理師・臨床心理士。Heart Life~こころの悩み相談所~室長。
2015年横浜国立大学大学院臨床心理学専修。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、都内心療内科クリニックや都内カウンセリングルームの勤務を経て2020年6月に開業。「カウンセリングを身近なものにしたい」という考えの元、現在はYouTubeやTikTok、TwitterなどSNSでも精力的に発信。専門は自己肯定感・うつ病・適応障害。