東京都の心理カウンセリングルーム/自己肯定感専門カウンセラー在籍/HSP・愛着障害専門カウンセラー複数在籍/
公認心理師・臨床心理士による心理カウンセリング/メンタルクリニック提携/発達障害診断補助検査

東京の臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリング

うつ病カウンセリングは意味がない?期待できる3つの効果や必要な人の特徴と頻度を解説

うつ病の治療を続けているものの、薬だけでは気持ちが晴れず、カウンセリングを受けるべきか迷っていませんか?
費用や時間をかけても「意味がない」という結果に終わらないか、不安を感じることもあるでしょう。

本記事では、うつ病カウンセリングがもたらす具体的な効果や、回復を早めるための正しい活用法を解説します。
心の負担を軽くし、あなたらしい生活を取り戻すために、ぜひ参考にしてください。

目次

うつ病カウンセリングは意味がない?

うつ病の治療において「カウンセリングは意味がない」といわれることがありますが、これは受けるタイミングや目的が適切でない場合に起こりがちな誤解です。
以下のような正しい知識を持つことで、治療の効果を最大限に引き出せます。

  • うつ病治療における3本柱(休養・服薬・心理療法)の重要性
  • 効果が薄いのは本人の自覚やタイミングが合わないとき
  • 環境要因だけでなく性格的要因が強い人には有効

それぞれの役割を理解し、現在の自分の状態に適しているかを見極めましょう。

うつ病治療における3本柱(休養・服薬・心理療法)の重要性

うつ病の治療は、心身を休ませる「休養」、脳のバランスを整える「服薬」、そして思考の癖を見直す「心理療法(カウンセリング)」の3つが柱となります。
これらはどれか1つだけで完結するものではなく、相互に作用しあって回復を支えるものです。

たとえば、薬で症状が落ち着いても、ストレスを生む考え方が変わらなければ再発のリスクは残ります。
カウンセリングは、休養と服薬でエネルギーがある程度回復した段階で取り入れることで、再発を防ぐための土台作りとして大きな意味を持つものです。

効果が薄いのは本人の自覚やタイミングが合わないとき

自身の状態や心境が整っていない段階では、対話を中心とするカウンセリングが十分な効果を発揮できないことがあります。
本人に「あり方を見つめ直したい」という自覚や、問題意識がない時期に受けても対話が深まらず、残念な結果に終わってしまう可能性があるためです。

カウンセリングには受けるべき適切なタイミングがあります。
医師と相談しながら、自分自身を深く知りたい、今の状況を何とかしたいという意欲が自然と湧いてきた段階で検討するのがよいでしょう。

環境要因だけでなく性格的要因が強い人には有効

うつ病の原因が長時間労働やハラスメントなどの環境要因のみであれば、環境調整だけで改善することもあります。
しかし、真面目すぎて手を抜けない、他人の評価を気にしすぎるといった性格的要因が強く影響している場合は、環境を変えるだけでは解決しません。
同じような状況になったときに再びうつ状態に陥る可能性が高いからです。

カウンセリングは、こうした自分を苦しめる内面のパターンに働きかけられます。

カウンセリングで期待できる効果と気づきの本質

カウンセリングの目的は、単なる悩み相談だけではありません。
以下のように、専門家との対話を通じて自分自身を深く理解し、生きやすくなるための「気づき」を得ることが本質的な価値です。

  • 対話を通じて無意識の心の動きやルーツに気づく
  • 思考の癖(認知)を修正して生きづらさを軽減する
  • 専門家との対話によって気持ちを整理して孤立感を解消する

それぞれ見ていきましょう。

対話を通じて無意識の心の動きやルーツに気づく

カウンセリングでは何気ない会話の中から、自分でも気づいていなかった無意識の心の動きや、その背景にある過去の経験を紐解いていきます。
「なぜいつも同じパターンで失敗するのか」といった疑問の答えが、幼少期の体験や心の奥底に隠れた欲求にあることも少なくありません。

自分の心のルーツを知ることは、わけの分からない苦しさから解放され、自分自身を受け入れるための第一歩となります。

思考の癖(認知)を修正して生きづらさを軽減する

うつ病の人は、物事をネガティブに捉えてしまう極端な思考の癖、いわゆる「認知の歪み」を持っていることが多くあります。

たとえば、1つの失敗を「すべて終わりだ」と捉えたり、他人の何気ない言動を「嫌われている」と解釈したりすることです。
カウンセリングでは、こうした自動的に浮かんでくる思考を客観的に見つめ直す練習を行います。

事実は1つでも解釈は多様であると気づくことで、凝り固まった思考が柔軟になり、日々のストレスや生きづらさが大幅に軽減されます。

専門家との対話によって気持ちを整理して孤立感を解消する

うつ病になると、誰にも理解されないという孤独感や、家族や友人に迷惑をかけたくないという罪悪感から、本音を吐き出せなくなることがあります。

カウンセリングルームは、プライバシーに配慮された安心できる空間です。
利害関係のない第三者である専門家が「受容」と「共感」の態度で話を聴くため、批判をおそれず本音を話せ、それだけで心の重荷を下ろす効果があります。
混乱していた感情が言葉になることで整理され、自分が本当はどうしたいのかが見えてきます。

うつ病カウンセリングのおもな手法

カウンセリングにはさまざまな流派や技法があり、相談者の状態や悩みの性質によって適したアプローチが異なります。
現在、医療機関や相談室で広く行われている代表的な手法について、以下の3つを紹介します。

  • 物事の捉え方のバランスを整える「認知行動療法」
  • 受容と共感で自然治癒力を引き出す「来談者中心療法」
  • 無意識の欲求を言語化する「精神分析的心理療法」

それぞれの特徴を知り、自分に合いそうな方法を検討してみましょう。

>>参考資料:厚生労働省「心の健康」

物事の捉え方のバランスを整える「認知行動療法」

認知行動療法は、うつ病治療においてもっともエビデンス(科学的根拠)が豊富な心理療法の1つです。
この手法は、出来事に対する自分の「認知(捉え方)」と「行動」のパターンに注目するものです。
悲観的な考えが浮かんだときに、それが事実に基づいているかを検証し、より現実的でバランスの取れた考え方を探っていきます。

また、生活の中で少しずつ活動範囲を広げる行動実験なども行います。
具体的な課題に取り組みながら、自分自身でストレスに対処するスキルを身につけられるのが大きな特徴です。

受容と共感で自然治癒力を引き出す「来談者中心療法」

来談者中心療法は、多くのカウンセリングの基礎となっている手法で、アドバイスや指示よりも「傾聴」を重視します。
カウンセラーは相談者の話を否定せず、無条件に肯定的な関心を持って聴き、その感情に深く共感します。

人は、受容的な雰囲気の中で自分の気持ちを十分に表現できると、自ずと自分自身を理解し、問題を解決しようとする力が湧いてくるものです。
この人間本来が持つ自然治癒力を最大限に引き出すことを目的としており、安心感を求めている人や、自分のペースで話したい人に適しています。

無意識の欲求を言語化する「精神分析的心理療法」

精神分析的心理療法は、現在の悩みの原因を過去の体験や無意識の葛藤に求めるアプローチです。
心に浮かんだことを言葉にする中で、自分の知らない自分に気づいていくことを目指します。

たとえば、現在の対人関係のトラブルが、実は親との関係性に起因していることなどに気づくプロセスです。
自分の内面を深く掘り下げるため時間はかかりますが、根本的な人格の変容や、長期的な人生の課題を解決したい場合に有効です。
自分という人間を根本から理解したい人に向いています。

カウンセリングを受けた方がよい人の特徴

カウンセリングはすべての人に必要なわけではありませんが、とくに効果を発揮しやすいタイプの方がいます。
以下の特徴に自分が当てはまるか、確認してみてください。

  • 環境を変えても(転職など)うつを繰り返してしまう人
  • 自分の性格や考え方の癖を見直し変わりたいと思っている人
  • 1人で悩みを抱え込み自力での解決に限界を感じている人

当てはまる場合、カウンセリングを検討する価値があります。

>>関連動画「カウンセリングが必要なうつ病の人の特徴」はこちら

環境を変えても(転職など)うつを繰り返してしまう人

職場を変えたり休職したりして一時的に回復しても、新しい環境でまた同じようにうつ状態になってしまう人は、カウンセリングが強く推奨されます。
これは、ストレスの原因が外部環境だけでなく、本人のストレス対処法や対人関係のパターンにある可能性が高いからです。

環境が変わっても、自分自身の受け止め方や行動パターンが変わらなければ、似たような壁にぶつかり続けてしまいます。
再発のサイクルを断ち切るためには、自分の内側にある根本的な課題に向き合う時間が必要です。

自分の性格や考え方の癖を見直し変わりたいと思っている人

「完璧主義で自分を追い込んでしまう」「断るのが苦手で仕事を抱え込む」といった性格傾向を自覚し、それを変えたいと願っている人にもカウンセリングは適しています。
性格は長年の積み重ねで形成されたものなので、一朝一夕には変わりません。
しかし、専門家と共に根気強く取り組むことで、自分を苦しめる考え方の癖を少しずつ緩めることは可能です。

自分自身を何とかしたいという「問題意識」を持って取り組むことで、専門家との対話から自発的な「気づき」が生まれやすくなります。
この気づきによって、より生きやすい状態へと自分を整えられるでしょう。

1人で悩みを抱え込み自力での解決に限界を感じている人

真面目で責任感が強い人ほど、悩みを誰にも相談できず1人で抱え込みがちです。
本やネットで情報を集めて自分で治そうと努力しても、症状が改善せず、八方塞がりになってしまうこともあります。
自力での解決に限界を感じたときは、専門家の力を借りるタイミングです。

カウンセラーは悩みを整理し、絡まった思考の糸をほぐす手助けをします。
他者の視点を入れることで、自分1人では決して見つけられなかった解決の糸口が見つかることは珍しくありません。

効果を高める通い方の頻度と回復までのプロセス

カウンセリングの効果を最大限に引き出すには、適切な頻度で継続することが欠かせません。
以下のように、回復までのプロセスは段階ごとに異なります。

  • 【開始から5回目】週1回〜隔週ペースで信頼関係を築く
  • 【中期】月1〜2回と継続して自己理解を深める(抵抗が出る時期)
  • 【終結】状態に合わせて間隔を空けて卒業を目指す

焦らず段階を踏んで進めていくことが大切です。

【開始から5回目】週1回〜隔週ペースで信頼関係を築く

カウンセリングの初期は、「アセスメント(見立て)」を行いながら、カウンセラーとの信頼関係を築いていく重要な時期です。
この段階では、週1回から隔週程度の頻度で集中的に通うことが理想的です。
間隔が空きすぎると、前回の話の内容や感情を忘れてしまい、関係性が深まりにくくなります。

まずは安心して話せる場であることを確認し、自分の抱えている問題の全体像を共有することに時間を割きます。
この時期に土台を作ることで、その後の治療がスムーズに進むでしょう。

【中期】月1〜2回と継続して自己理解を深める(抵抗が出る時期)

カウンセラーとの信頼関係ができ、扱うテーマが決まって対話が深まっていく時期です。

この時期は、カウンセリングで話すことがしんどくなったり、予約をキャンセルしたくなったりする「抵抗」と呼ばれる現象が現れることがあります。
こうした苦しい気持ちもひっくるめてカウンセラーに話し、対話を重ねていくことで、自己理解や「気づき」がさらに深まっていくプロセスとなります。

焦らず自分の心と向き合い、対話を継続していくことが大切です。

【終結】状態に合わせて間隔を空けて卒業を目指す

症状が安定し、自分でストレスに対処できる自信がついてきたら、いよいよ終結に向けた準備に入ります。
頻度を3週間に1回、1ヶ月に1回と段階的に空けていき、最終的な終結(卒業)を目指します。
終結の時期は、カウンセラーと相談しながら決めていくのが一般的です。

この段階では、これまでの振り返りや、今後困ったときの対処法などを話し合います。
最終的に、専門家のサポートがなくても自分の力で歩んでいけると双方が判断したときが、カウンセリングからの卒業(終結)となります。

カウンセリングを受けられる場所と「診察」との違い

カウンセリングを受けたいと思ったとき、どこに行けばよいのか、病院の診察とは何が違うのか迷うことも多いでしょう。
以下2つの役割や特徴を正しく理解し、目的に合った場所を選ぶことが大切です。

  • 医師による「医療行為」と心理職による「対話の支援」
  • 精神科や心療内科・カウンセリング専門機関(対面やオンライン)

自分のニーズに合わせて、最適な相談先を見つけましょう。

医師による「医療行為」と心理職による「対話の支援」

精神科医が行う「診察」は、医学的な診断や薬の処方を中心とした医療行為です。
診察では、医療的な側面から治療方針を立て、症状の確認や服薬の調整がおもに行われます。
一方、カウンセリングは時間をかけて対話を重ねることで、心理的な側面から悩みや生きづらさに寄り添う支援です。

薬は出しませんが、じっくりと話を聞き、心の整理を手伝います。
両者は役割が異なるため、うつ病治療では医師の診察で症状をコントロールしながら、カウンセリングで心の問題に取り組むという併用が効果的です。

精神科や心療内科・カウンセリング専門機関(対面やオンライン)

カウンセリングを受けられる場所は、大きく分けて医療機関と民間の専門機関があります。

精神科や心療内科に併設されているカウンセリングルームは、主治医と密に連携を取りながら治療を進められるメリットがあります。
一方、民間の専門機関は夜間や土日の対応、オンライン相談の導入など、個人のニーズに合わせた利便性の高いサービスを提供しているのが特徴です。

通院の負担や予算、好みの手法に合わせて、自分に合う場所を選びましょう。

まとめ:自分自身と向き合う「気づき」を回復への力にしよう

カウンセリングは、専門家との対話を通じて自分自身への理解を深め、生きづらさの根本に向き合う取り組みです。
1人で抱え込まず、信頼できる専門家の力を借りることが、状況を好転させるための近道です。

Heart Life~こころの悩み相談所~では、公認心理師・臨床心理士の有資格者が認知行動療法や精神分析的心理療法などを用いて、うつ病や適応障害の治療に対応しています。
対面だけでなくオンラインカウンセリングも実施しており、初回は30%OFFでご利用いただけます。
当日予約も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

>>お問い合わせはこちら

この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
公式Twitter
公式Instagram

ACCESS

アクセス

渋谷カウンセリングルーム

〒150-0044 東京都渋谷区円山町15-14エル・アルカサル渋谷1F
  • 京王井の頭線 渋谷駅西口より徒歩8分
  • 京王井の頭線 神泉駅北口より徒歩1分
  • JR線 渋谷駅ハチ公前出口より徒歩約10分

[開室時間]

月・水・木・金・日/祝 10:00~22:00

火 11:00~20:00

土 9:00~22:00

新宿カウンセリングルーム

〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-16-1コンシェルジュ石原602号室
  • JR線 新宿駅より徒歩5分
  • 都営大江戸線 新宿西口駅より徒歩3分

[開室時間]

月・火 12:00~22:00

水 10:00~13:00

木・土・日/祝 9:00~22:00

金 10:00~22:00

町田カウンセリングルーム

〒194-002 東京都町田市中町1丁目22番7号ANビル2階
対面カウンセリング予約 当日予約可/初回30%OFF 店舗一覧 店舗一覧 心理職の方
はこちら