薬に頼らないこころの「自然治癒力」

自然治癒力、ということばは

皆さんもよく聞かれるでしょう。

例えば、

身体的なケガをしてしまっても

人間の身体には

自然と治癒する力が備わっていて

自然とケガが治癒していく、

主に

身体のケガなどに対して

「自然治癒力」ということばを使うことが多いかもしれません。

   

実は

この「自然治癒力」、

「こころ」にも存在するのです。

   

僕はこの

こころの「自然治癒力」を重視しています。

カウンセリングでは

いかに

ご相談者様の

自然治癒力を引き出すか、ということを重視しています。

  

じゃあ「うつ」になっても

放っておけば、治るの?

と思うかもしれません。

結論から言うと、それは間違いです。

   

心の風邪といわれるうつですが、

フツーの風邪と同じなら

何もしなければ治るだろう、と思いがち。

  

フツーの風邪はウイルスが原因。

心の風邪は環境と自分自身の

「性格」という要因が

大きくかかわっていて

実はその性格要因を

本人自身が理解してないことが多い。

だから自分で自然治癒力を出すことは

なかなか難しい。

ですから

心の風邪を治す近道は、

心理療法や心理カウンセリングを

受けることになるのです。 

   

カール・ロジャーズの

「受容」と「共感」、そして「無条件の肯定的配慮」。

カウンセラーがこの3つの態度で

クライアントに接することで

クライアントは自然と

自分自身の心の問題に気づき、

治していく「ちから」が生まれる。

すなわち、自然治癒力を引き出す。

カウンセラーの関わりが

クライアントの自然治癒力を

最大限に引き出すのです。

   

うつや不安、強迫症、愛着障害、摂食障害など

こころの問題についても

薬だけに頼らずに

この自然治癒力を最大限に引き出すことで

快方に向かっていくわけです。

  

薬に頼りたくない、薬を飲みたくない、

と思われている方は

一度、ご相談に来てくださいね。

   

   

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