あなたの怒りの原因は過去の〇〇〇〇にある

こんにちは。

今日は巷では仕事納めの日。

早いもので2021年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。

そんな今日この頃ですが、皆様、如何お過ごしでしょうか。

   

さて今日はあなたの怒りやイライラについて

お話していきたいと思います。

  

人間は、大きく2種類に分けられると思います。

イライラしやすく怒りを感じやすい人

そして

穏やかで温厚な人

   

皆さんはどちらが良いですか。

   

できれば後者の穏やかで温厚な人になれたらいいな、と思うのではないのでしょうか。

   

怒りの原因は

「他人に期待している」から生じると言われます。

つまり期待値が高くて、結果その期待値を下回った時に、

人は怒りを感じるものなのです。

   

例えば、

妻が普段から家事をやらない夫に

家事をやってほしいと言って「やるやる!」と言っていたくせに

結局やらない、と妻は怒りを感じるでしょう。

   

これは「夫は『やる』って言っていたからきっとやってくれる!」と期待をしていたからです。

そしてまんまと期待外れに陥ったときに

「なんでやってくれていないの!」と思い、結果的に「怒り」に変わるということなんですね。

   

このように怒りの原因は

相手に「期待」しているからなのです。

   

イライラしやすく怒りを感じやすい人は、相手に対する期待が強く

穏やかで温厚な人というのは、その期待値が低く

いわば相手に期待していないのです。

   

ただ実は穏やかで温厚な人が

必ずしも怒りを感じない、というわけではないのです。

怒りの感情を全く感じない人間はいません。

同様に、穏やかで温厚な人も怒りを

感じているのです。

ただ怒りをちゃんと受け止め

うまく処理できているからなのですね。

じゃあ人に対して「期待」をしなければ怒りは手放し、怒りのコントロールが可能になるのか?

思うかもしれません。

しかしそれだけでは甘いです!

あなたの怒りを本質的に手放したいのであれば、

これをやるべきです。

そう、怒りの原因は、あなた自身の過去のトラウマが大きく影響しているのです。

怒りを感じてコントロールできない状態のときって

我を忘れている状態なのですね。つまり怒りに支配されているということ。

怒りに支配されていると

当然のことながら自分のことを客観的にみることはできません。

怒りをコントロールするためには

まずは客観的に理解することが大切なのです。

できるだけ

「あぁ自分はこういうことでイライラしていたんだな」と認識できるようになると良いでしょう。

客観的にみるためには、

まずは自分の怒りの原因を知ることから始めましょう。

あなたの怒りの原因である過去のトラウマを認識することで怒りをコントロールでき、手放すことだってできるのです。

    

過去のトラウマってなんなのか?と思うでしょう。

例えば、

Aさん35歳男性会社員は

結婚3年目。

子どもにも恵まれ、幸せに暮らしています。

しかしAさんはある悩みを抱えていました。

   

それは急に人に対して怒ってしまうこと。

特に子供に対しては顕著で

ちゃんとお片付けができていない、

お行儀が悪い、

ちょっとしたことで激高してしまうのです。

時に奥さんに対しても怒ってしまうのです。

   

Aさんの幼少期の話をよくよく聞いてみると

Aさんの父はすぐに切れやすく、Aさんの態度ひとつで

「生活態度が悪い」と怒鳴られたり、時に叩かれたりすることもあったのです。

覚えているのは、部屋の壁が父がひっくりかえした食べ物や飲み物の汚れが印象的だったそう。

Aさんは

小さいころからちょっとしたことで怒られることが多くて育ちました。

そして次第に根付いていってしまったのです。

「ちゃんとしないと怒られる」

「しっかりしないと怒鳴られる」

当時のAさんは本当はお父さんと純粋に遊びたかった。

だけれどそれが許される環境ではなくて

Aさんの固定観念には

「ちゃんとしないと怒られる」

「しっかりしないと怒鳴られる」と刷り込まれていったのです。

おかげでAさんは勉強でも仕事でもトップ成績をキープ。

何事もしっかりできる人に育ちましたが

しっかりしていない人をみたり、

態度の悪い自分の子供をみるとふいに

幼少期のAさんの気持ちが湧き上がってくるのです。

そして

「自分はこんな態度だったら怒鳴られていたのに!」

「自分はお父さんにもっと甘えたかったのに!」と

無意識のうちに心の奥底に眠っていた感情がでてきてしまい、

結果的に怒りとなって現れる、ということなのですね。

   

というように

怒りの原因は幼少期のトラウマ体験が大きいのです。

人それぞれトラウマ体験というのは違って当たり前。

皆さんは、皆さんなりのトラウマ体験があるのではないでしょうか。

   

極論、

怒りの根底にある感情は

哀しみや寂しさだったりする。

怒りはその感情を覆い隠すだけのものにすぎないのですね。

    

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