なんとなく【体調】が優れない時の【対処法】

こんにちは。

気づけは4月もあと1週間を切りましたね。

早いものです。

もうすぐゴールデンウィークが近づいていますね。今年はお出かけする人も多いのではないでしょうか。

コロナとの闘いから共存社会へ変わっていると感じる今日この頃、

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日は、

体調不良に関する小噺を少々。。。

   

【体調不良に気づいていますか?】

「最近、なんとなく体調が優れない」

そんなことでお困りではありませんか?

頭痛やめまい、不眠、「なんとなく怠い」という倦怠感、など

特に身体症状でお困りになることが多いかもしれません。

意外にも

こころの病気のはじまりは

身体の症状から現われてくるのは少なくなく、むしろ多いと言われています。

身体から生じる症状だから、

最初は内科、整形外科、脳神経外科など

受診する人が多く、

原因不明と片づけられた後、最後にたどり着くのが「心療内科」だったりするのです。

そして

心療内科に受診してみると

うつ病や適応障害だった、

ということは少なくなのです。

現代人は多忙だと言われます。

だからこそ自分のこころの変化を疎かにしがちであり、

何だったら身体症状も放っておくこともしばしば。

かくいう僕もそういうタイプです。笑

こころの問題が身体から現われてくるということは、

一種の危険信号。

つまりあなたの身体から何かしらのアラートが出てきているということなのですね。

皆さんは体調不良に気づいていますか?

「大したことないから」と

放ってしまうと後で取り返しのつかないことになる可能性だってあるのです。

意外と体調不良は見逃しやすいことが多いんですよね。

そして「自分は体調が悪くない!」と思い込みたい人もいる。

だから体調が悪いのに、「俺は体調は悪くない!」と思い込もうとしている人もいる。

だからこそ体調不良にまずはいち早く「気づく」ことが大事だし、

自分が体調不良だって認めること。

これが一番大事なのですね。

   

【体調不良に気づいたらどうすればいいのか?】

じゃあ体調不良があることに気づいて認めたとしたら、

一体どうしたらいいのか?

それが一番の疑問かと思います。

結論から言うと

休むことなのですが、

これを言うと、「休めるわけがないだろう!」と

怒号と罵声を浴びることになります。笑

そもそもこころの不調を起こしやすいのは、

その人の性格的要因ももちろんありますが、

環境的な要因も大きいんですよね。

こころの不調を抱えていらっしゃる人って、

多忙だったりするわけで、

そうなるといきなり休むなんて選択肢は

論外となるわけです。

だから

僕はあまりクライアントには休む一択を伝えることはしないのです。

だって、

そんなこと言ったところで反発されるだけで終わるから。笑

それならお互いメリットないでしょ?

それはちょうど

「タバコは身体に悪いからやめなさい」と言っているようなもの。

「簡単に止めれたら苦労しないよ・・・」と思うでしょ?

僕は喫煙者だからよくそう思うわけ。笑

だから、そうやって「タバコを止めろ」と言っている人に対して、

「わかってないなぁ」と思う。

そんな相手に対して、信用できると思う?

って話なんです。

だから「休め」と言ったところで、

クライアントは

「タバコを止めろ」と言われているようなもので

ただ反発するだけなのですね。

だから、

僕は休まなくていいから

「セーブするようにして」って言います。

休むことよりはセーブするくらいなら、

ハードルは低いはず。

仕事をセーブしたり、プライベートをセーブしたり、

すべてを休みにするよりもできることが多いと思うから。

完全に休む、

という選択が取れたらどんなに楽か、と思うわけです。

だから完全に休むことは、ある意味「理想論」なんですね。

だからこそ、

大事なことは

クライアントの気持ちに立って考える、

まぁ当たり前の話なんだけれど。笑

それでもって、クライアントが現実生活の中で

「できそうな」ことを一緒に考えていくわけです。

   

そうやってやっていくうちに、だんだんとクライアントの方も、

「休んだ方がいいなぁ」と思考が柔らかくなっていき、

休職できる人もいるし、

セーブするだけで

少し心の余裕を取り戻せる人もいるわけです。

それならそれでいいわけですね。

   

まとめると

なんとなく体調が優れない時は、

まずは体調不良を自覚すること。

そして、クライアントが過ごしている現実世界で

極力セーブできそうなことは何か、考えていくこと

体調不良の対処法としては

ベターなのかなと思います。

    

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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