本日は気を遣いすぎるタイプの人が適応障害になるのかどうかについて
詳しく解説していきたいと思います。
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【適応障害とは?】
適応障害とは、
ある明確なストレスが原因で発症するこころの病気と言われます。
だいたい人口の8%くらいがなるこころの病気と言われます。
症状はうつ病とほぼ似た症状であり
不安感と抑うつ感が代表的な症状です。
ところで
適応障害になりやすいタイプってどんなタイプでしょう。
ストレス耐性の強弱もあるかもしれませんが
一般的には几帳面で責任感もあり、頑張り屋さん。
これはうつ病になりやすい性格にも似ていますが、
適応障害でもほぼ似たようなことがいえるでしょう。
つまり適応障害になりやすい人の傾向としては良い人なんですけれども
一方で
他人に気を遣い過ぎて疲れすぎちゃうタイプもいます。
性格というよりも気質に近いかもしれません。
他人からの評価を気にしすぎちゃう人です。
人から何かを言われると過剰に反応してしまい、気にしてしまい
自分を抑えてでも相手に合わせようとするタイプですね、
なのでめちゃめちゃストレスが溜まります。
職場で適応障害を発症しやすいのは
新入社員と中堅社員と言われたりします。
中堅社員は仕事量も増え、責任も増えますよね。
つらくても断ることもできず
周りから「できる人」評価を得ようとします。
でもそんな状態は長く続けられないわけですよ。
仕事量を減らさないと心身ともに
故障してしまい、その結果適応障害になったりするケースもあります。
【適応障害になりやすい性格タイプ】
適応障害になりやすい人の性格・タイプは
いくつかあります。
ご紹介していきましょう。
①感情の振れ幅が大きい
感情の表し方や処理の仕方がわからない、もしくは苦手な人ですね
逆に喜怒哀楽やイライラを極端に出してしまう人もいます
②白黒思考
この傾向はうつ病の性格傾向でもありますが、
この白黒思考は適応障害になりやすい傾向に大きいでしょう。
極端に判断してしまいがちということですね。
100点でなければ0点と同じと感じたりする。
自分自身に厳しい側面があると言えるでしょう。
③真面目で頑固な側面
とてもまじめすぎる故、いい加減なことは許せない傾向にあります。
だからこれと思ったことを変更できない頑固なところがあります
④人の要求を断れない
自分が出来ないと思うような事でも頼まれると相手に悪いなとか
相手から嫌われるんじゃないかと思ってしまい、断れない傾向ですね。
とても疲れやすいタイプだと思います。
⑤傷つきやすさ
周囲の人からすればあまり理解できない事で傷ついたりする。
例えば、同僚から「仕事が丁寧だね」と言われて
「仕事が遅いって言われた」と思って勝手に脳内変換されて解釈したり
「行動力がある」と言われて「軽率だ」と言われたと解釈したりとか、そんな感じですね。
一般的に言えばプライドが高い人かもしれません。
最近言われる言葉では
拒絶過敏性と言ったりします。
これは何かというと客観的に見れば些細な事で
社会生活に脅威を感じることなんですけれど
例えば、上司に仕事のことで注意されただけで
自己評価が下がり、プライドを傷つけられたと感じたり、
職場から排除される、と感じたりします。
それがトラウマになることもあるようで
場合によってはその上司の顔を見ただけでもひどく落ち込んだり
怖くなったりするそうです。
【自律神経の問題もある】
適応障害になりやすい傾向で自律神経のコントロールがうまくいかない
ということも挙げられます。
適応障害になりやすい人って
もともと自律神経のバランスが乱れやすい人もいたりします。
そういう人は
動悸とかめまいとか、低血圧とか頭痛とか
自律神経系の症状が強く出やすいと言われます。
いかがでしたでしょうか。本日は適応障害になりやすいタイプについて
解説していきました。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
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この記事の監修者
横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。
<公式SNS>YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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