うつ病になったときの働き方はどうする?

こんにちは。

気づけば11月。早いものです。

今年もあと2ヶ月を切りました。

気づけばハロウィンも終わり、クリスマスが近づく今日この頃(まだ近づいていない)ですが

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日は

うつ病と診断されて

働き方はどうすればいいかについてお話ししようと思います。

   

【うつ病と診断された時】

例えば、よくあるケースなんですけれど、

ある時からなんとなく体調がすぐれないと感じて

それが1ヵ月とか2ヵ月とかずっと続き、

メンタルクリニックに受診したらうつ病と診断された、

このようなケースはよくあるパターンなんですね。

   

余程、軽症なうつ病じゃない限り

主治医から「1ヵ月休職したほうがいい」とか

休む事を提案されることもあると思うんです。

その時に、とてもまじめな人は

「いや、今すぐには仕事は休めない」と思って

主治医の提案を否定することも多かったりします。

うつ病になりやすい方って、

根がとてもまじめだから

仕事に対して責任感が強いんですよね。

良い所でもあるのですが、こういう時は悪い方向に働く場合もあります。

休まないで働き続けて、身体を壊すこともあったりするわけですから。

   

社会人であれば、

仕事は切っても切り離せないことだと思うんです。

だからうつ病になった、もしくはうつ病かもしれないなと思った時に

どう仕事と向き合えばいいか、悩むことも多いかもしれません。

そこで、今日はうつ病と診断された時に、またはうつ病かもしれないなと思った時に

その後の仕事、働き方はどうすればいいのか、について考えていきます。

   

【働き方はどうするか】

うつ病と診断されたり、うつ病かもしれないと思った時に

働き方は主に3つあると思うんですよね。

一つ目は仕事を休む

二つ目は仕事を続ける

三つ目は仕事を辞める

一番やってはいけないのは、

3つ目の仕事を辞める事です。

何も僕は何が何でも「仕事は辞めてはいけない!」と

言っているわけではありません。

どうしても無理なら辞めた方がいいことだってあります。

だけれど

うつ病の状態で判断するのはとても危険なんですよね。

理由としては、

うつ病の時って精神的に余裕がない状態なので

様々なことを考える余裕がないんですよね。

で、仕事を辞める辞めないってのは重要な決断だと思うんです。

余裕がない時に重要な決断をすると後で後悔します。

もちろん、

会社や雇用形態によっては1ヵ月とか長期間休む事が難しいこともあるかもしれません。

そういうやむを得ない場合は別として

3つ目の選択肢はぜひ、一度保留にしておいてください。

  

うつ病と診断されたり、

うつ病かもしれないと思った時に

一番して欲しいのは

1つ目の仕事を休むことなんですよね。

これも会社や雇用形態によっては難しい場合もあるので、

そういうやむを得ない場合は仕方がないですが、

もし会社に休職制度などがあれば是非利用しましょう。

もしくは有給があれば、

有給を長くとってみるというのもいいかもしれません。

一番は休む事です。

うつ病と診断されたり、うつ病かもしれないという状態って

精神的に疲れ果てている状態なんですよね。

だから休まないといけない。

例えば、100kmのマラソンをしようと思った時に、

いきなり全速力で走っていたら後で息切れしますよね、

息切れしたら

走り続けるのって難しいじゃないですか。

だから走るのを止めて歩いたり、立ち止まったりするわけですよね。

うつ病と診断されたり、

うつ病かもしれない状態って、このマラソンで言うと

めちゃめちゃ全速力で最初の10km20km走り続けて疲れてしまっている状態なわけです。

でもまだあと80kmもあるわけで、

このまま残り80km走らないといけない。

でも全速力で走ったから走れない。そんな状態なんですよね。

だからそういうときは、

歩いたり、立ち止まったりしたほうがいい時なんですよね。

つまり休んだ方がいいってことなんです。

    

【うつ病になりやすい人は真面目な人】

うつ病になりやすい人ってどういう人なのか?と思った時に

うつ病について知らない人からすると

「甘えてるだけだろ?」とか

「気合が足りない」とか

「やる気がなくて不真面目」とか

「サボっているだけ」とか

ネガティヴなイメージがあるかもしれません。

でも実はこれ

すべて間違っています。

うつ病になりやすい人って実はかなり真面目な人なんです。

真面目だからうつ病になるんですよね。

真面目な人だから仕事を休む事もためらう人が多いのです。

不真面目な人なら、仕事休みなさい、なんて言われりゃ

「やったぜ、休める!」って

思うかもしれない。

でもそうじゃない。

だからうつ病と診断されても働き続ける人もいるんですよね。

でもうつ病と診断されたり、

うつ病かもしれない状態って

先程もお伝えしたように疲れている状態なので

働くのであれば、仕事をセーブしてください。

普段の仕事量の半分にすることが良いでしょう。

無理していつも通り働くと、今度はうつ病が重症になります。

重症になると、動けなくなります。

なので是非セーブしてください。

会社員であれば、

上司に自分の今の状態をお話することがとても良いでしょう。

相談しないと、周りは問題なく仕事が出来ると思うので

相談はしっかりしておいた方が、後々自分のためにもなります。

  

いかがでしたか。今日はうつ病になった時の

働き方についてお話させて頂きました。

    

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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