気持ちの落ち込みはなぜ起こるのか?

さて本日は、気持ちの浮き沈みはどうして起きるのか?ということについて

お話したいと思います。 

  

「気持ちが落ち込む」

「気分がなんとなく晴れない」

「気分が落ちたり上がったりを繰り返す」

皆さんはそういうこころの問題を抱えてはいませんか?

   

その原因が自分自身、ぴんときていなくて

原因が突き止められない。

そんなこともあるでしょう。

もし、あなたが気持ちの落ち込みを感じていて

それがなぜ起きているか自覚できていないとしたならば

それは非常に危険信号です。

なぜならそれは

うつ病などメンタル不調のサインだからです。 

  

気持ちが落ち込んだり、

気分が優れないなど

気持ちの変化に限らず

原因不明の身体症状、例えば

頭痛、めまい、肩こり、なども

危険信号と思ってください。

  

それはあなたに

「こころが不調になっているよ」というメッセージなのです。

それに気づいたならば、早めの対処が必要です。

風邪でも病気でもそうですが

早期発見、早期治療が大切ですよね。

それと同じでメンタル不調も

感じたときに適切な対応をする必要があるのです。

   

とはいっても

多くの人はメンタル不調は見落としがちで

もし感じていたとしても

「気合の問題だ」とか

「心が弱いからだ」とか

考えてしまい

どうしても適切な対処につながる人は少ないのが現状。

また、

メンタル不調気味なのは自分の中で理解しているが

気持ちの落ち込みがどこからきているかという原因がわからないから

どうしようもない、という方もいるでしょう。

  

しかし

あなたがもし今

気分の落ち込みを感じていたとしたならば、

気分の落ち込みには必ず原因があります。

ただそれに気づいていないだけです。

こころの問題は

苦しいのは認識しているが、

その原因に気づけていないために生じていることが多いのです。

ですからまず

その原因を気づくことが大切なのです。

メンタル不調に陥っている状態だと

しばしば自分だけでその原因を突き止めるのは困難。

理由としては、メンタル不調のときには

視野が狭まっていて

他のことを客観的に考えたり捉えたりすることが難しいから。

そういうときにカウンセリングが必要になるのです。

第三者というカウンセラーとの対話から

メンタル不調の原因を探し出し、気づくこと。

気づいたうえで、その原因をどう取り除くのか、

またそれが自分自身の考え方のクセからきているのであれば

それをどう対処していけばいいのか、考えていくのです。

  

それだけで

気持ちの落ち込みをある意味、自分自身でコントロールできるようになる。

ですからもし

あなたが今、

気持ちの落ち込みを感じているのであれば

まずは原因究明。

これをお勧めします。

ひとりで難しい場合は、誰かに頼ってください。

誰かに頼ることで解決の近道になることが大いにあるでしょう。

  

ひとりでも多くの方が

メンタル不調から改善することを願いながら

今日も臨床活動に励みます。

  

この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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