自己肯定感が低い原因は過去の〇〇体験にある

こんにちは。

クリスマスウィーク突入、ということでもうすぐクリスマスですね。

クリスマスらしい寒さが続きますが、皆様、如何お過ごしでしょうか。

   

さて、今日は

自己肯定感のことについて徒然にお話していきたいと思います。

  

まず自己肯定感とは何なのか?それを改めて定義したいと思います。

自己肯定感とは、

「『自分が自分であってよい』と思えるゆるやかな自信のこと」です。

ですから

自分が「ここにいていいんだ」とか「ありのままの自分でいいんだ」とか

そのように自分が自分でいいと思える感覚のことを自己肯定感とここでは呼ばせてください。

    

自己肯定感の低い方の特徴は、

この感覚が圧倒的に低いということなのです。

自己肯定感が低い人に共通する特徴4つは

  • 何事にも自信がないので、何に対しても消極的
  • 人から認められないと自分を肯定できない(自分を自分で肯定できない)
  • 不安が強い
  • ネガティヴ思考が強い

ということが挙げられます。

    

このような特徴を持ち合わせていると

仕事や対人関係にも支障をきたすでしょう。

   

何に対しても消極的だと仕事も進んで前向きに取り組めなかったり

自分を肯定できないと、

人から認められるためだけに行動してしまい、

認められないと落ち込んだりするので結果的に自分が辛くなったり

四六時中、様々なことに不安感を抱き続けるため、

人に振り回され

今この瞬間を純粋に楽しめなかったりするのです。

   

予言の自己成就ということばがあります。

これは自分が「できる」と根拠のない自信を持っていると

実際にその通りに行動ができるようになる、という心の動きのことで、

心理学的にも有名な話です。

   

自己肯定感の低い人は、

物事に対して消極的なため、「どうせ自分なんか…」とか

「こんなこと私にできない…」という気持ちが先行するので

自分の潜在能力を発揮することができず、

結果的に「悪い結果」を引き寄せてしまうのです。

そしてその悪い結果をみて

「ほら、やっぱり自分はできないんだ」とか「自分なんて頑張っても無意味だ」とか

その行動の結果を強化してしまうということになるのですね。

   

逆に自己肯定感が高い人は、「できる」というゆるやかな自信が、

自分の潜在能力を存分に引き出してくれるので思いもかけない良い結果を生み出すことさえあるのです。

なので、自己肯定感の低い人は、何事にもうまくいきません。

自己肯定感が高い人は、予言の自己成就の影響もあり、うまくいきやすいのです。

   

ですから自己肯定感を高めることは非常に大切です。

しかしながら、一口に自己肯定感を高めるといっても、

どうすればいいのか、わかりませんよね。

   

自己肯定感が低いと感じるのには理由があります。

自己肯定感を高めるためのファーストステップとして

自己肯定感が低いその理由を突き詰めていくことが重要。

これはカウンセリング(心理療法)でも突き詰めて考えていくことで

避けては通れないのです。

自分がなぜ自己肯定感が低くなったのか、その理由を明らかにせずして

今後の対策ができないのです。

   

では自己肯定感が低いのはどういう原因があるのか?

人は生きていれば、人生其々

小さいときから現在に至るまで様々な体験をしていると思います。

   

実は、幼少期の傷つき体験

今のあなたの自己肯定感の低さに影響しているのです。

「傷つき」体験ってなに?と思いますよね。

   

例えば、

自己肯定感が低いと悩む

Aさん(28歳女性)を例にお話ししましょう。

   

Aさんは、小さいころ、お母さんに甘えたかったのに、

両親は共働きで甘えることができませんでした。

物心ついたころから弟や妹がいて

自分はお姉さんという立場。

少しでも駄々をこねると何かにつけてお母さんから

「おねぇちゃんなんだからしっかりしなさい!」と言われてしまい、

甘えるに甘えられずにいた。

そんな経験があります。

大人になったAさんは甘えたくても

「甘えてはいけない」

「しっかりしなくてはいけない」ということが身に染みてしまい、

「甘える自分はダメな子」「しっかりしていない自分はダメな子」という

心の呪縛を作ってしまったのです。

   

ですからAさんは

「ありのままでは認められない」という小さいときの体験が

心に深く深く刻まれてしまったのですね。

   

そう、この心の呪縛こそ、自己肯定感を低めるものなのです。

   

小さい頃のAさんは本当は

「お母さんに甘えたい」

「わがままを言いたい」

そんな気持ちがあったはずなのです。

それを抑圧していた。

気づかぬうちに、「傷つき体験」として心の奥底に未処理のままあったのですね。

   

このように

自己肯定感が低いのは過去の傷つき体験が大きく影響しているのです。

   

一見すると

「こんなことが傷つき体験なのかな?」と思うようなことでも

その人にとっては傷つき体験になっていることもあるのです。

   

皆さんも

自分と向き合ってみて、自分の傷つき体験について振り返ってみてはいかがでしょうか。

    

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