性格を変えるたったひとつの方法

こんにちは。

お正月三が日最終日。明日から仕事初めの人も多いのではないでしょうか。

  

さて、気も早いですが、早速

2022年もブログをあげさせていただきます。

今年は週3~4日を目標に(できれば週4日)頑張りますね。

  

 

本日は、性格を変えたい!と思っている方必見です。

性格を変えるたったひとつの方法についてお話していきたいと思います。

  

【性格を変えたい理由】

もし今あなたが「性格を変えたい」と思っているのであれば、

それはどういう理由から変えたいと考えていますか?

  

「ネガティヴに考えるところを改善したい」

「人とうまくコミュニケーションがとれないところを直したい」

理由は様々でしょう。

   

【性格が作られる要因】

人の性格はいつどのようにして作られるのでしょうか?

人の性格が作られるのは、色々な要因があるのですが、

ここでは大きくふたつあります。

ひとつは、過去の出来事、もうひとつは親との関係です。

  

【過去の出来事】

人は生きていれば様々な体験をするでしょう。

嬉しい事も楽しい事もある反面、悲しい事や苦しい事があったりします。

例えば、小学生の頃に、自分の持っている物や行動が周りより少し違うことから

いじめを受けていた経験があったとしたならば、

この人はこう思うかもしれません。

   

「人と違う行動をしたりするといじめられたり、仲間外れにされる。

だからできるだけ周りに浮かないように、周りと同じものを身につけたり、周りと同じ行動をしよう」と。

そうするとその人は

だんだんと人の顔色をうかがいながら生きていくことになり、

「周りがどう思うか?」とか「周りからの評価」を人一倍気にしたりするようになる性格となるのです。

   

【親との関係】

このように小さい時の過去の出来事から性格は作られることが大きいのです。

特に「失敗体験」や「恥ずかしいこと」や「悲しいこと」など

自分にとってネガティヴな体験から「学習」したことにより、性格傾向が作られるとも考えられます。

一方で、性格に影響するのは親との関係も切っても切り離せないのです。

   

例えば、Aさんは小さい頃から母親がちょっとしたことで怒る人でした。

ちょっとしたことで怒ったりするから、

できるだけ母親が怒らないような行動をとっていました。

それが身についてしまって、大きくなった今でもパートナーの顔色や友達の顔色をうかがうことも多く、

悪い側面で言うと他人軸で物事を考えるようになります。

一方で良い側面としては、相手に人一倍気を遣えるため、Aさんはサービス業で成功しています。

   

Bさんは、親が何事にも寛容で怒ることがなかったため、好奇心旺盛でした。

大人になった今も、興味を持ったことに対してすぐに取り組んだり、

そのことを極めたりするようになり、やがては○○博士、ではないですが、

大学の先生になったりする、という人もいたりします。

  

【性格を変える方法とは?】

このように性格は過去の出来事(もしくは体験)や親との関係で作られるものです。

  

ではそのような性格を変える事はできるのだろうか?という一番気になる疑問についてお答えします。

   

結論から言うと少しずつ変える事はできます。

   

一朝一夕に変える事は難しいかもしれませんが、

少しずつ変えられます。

   

ではどうやって変えることができるのでしょうか?

ずばり

自分の性格を「意識」して「気付く」ことです。

   

例えば、

時間にルーズでいつも約束の時間に遅刻してしまうAさん。

でもある時から「できるだけ時間に間に合うようにする!」と意識をしたとしならば、

次の約束から遅刻しないように遅刻する時間を短くすることができるかもしれません。

この時のAさんは「あぁ自分は時間にルーズだから、

できるだけ早く起きて出かける仕度をしよう」と思うかもしれません。

これは自分が「時間にルーズ」という意識をしているからこそそう思える訳です。

もしAさんが「時間にルーズ」という意識がなければ、「できるだけ早く起きて出かける準備をしよう」なんて思わない訳です。

ですから自分がどういう性格でどういう傾向があるか、

ということに自分で気付きましょう。

   

これを言うと

「自分のことなんて自分が一番よくわかっている!」と思うかもしれません。

しかし実は間違っています。

自分の事は実は自分が一番よくわかっていないのです。

人の心は

意識と無意識に分かれますが、無意識が9割と言われています。

つまり

自分が意識していることなんて1割程度しかないということなんですね。

まずは

自分がどういう性格で、どういう傾向があるかを知ることから始めましょう。

   

簡単に意識する方法は、

紙に書きだしてみることです。

自分の「良いところ」と「悪いところ」、

つまり長所と短所みたいなものですが

それをかけるだけ書いてみましょう。

   

そして自分がどのような傾向がありどのようなことがわかっているか、

理解することが大切です。

書き出してみると自分が気付いていないことに気付くことも出来たりします。

ぜひやっていてくださいね。

   

いかがでしたか?

本日は性格を変えたいと思っている方向けに

性格を変えるたったひとつの方法について

お話させて頂きました。

ご意見ご感想は、コメント欄でお待ちしております。

  

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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