こんにちは。
東京は桜が満開!とても見頃です。
東京はこの後、雨が降る予定。桜の季節はなぜ雨が降ることが多いのでしょうね。。。
年度末最後の今日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は
うつ病は治そうと思うな!という過激なテーマで論じていきたいと思います。
【うつ病や適応障害を治したい】
こころの調子を崩して
心療内科を受診して、うつ病とか
適応障害と診断されて
さぁこれから治療しよう!と思っている多くの人は、
「うつ病を治したい」「適応障害を治したい」という気持ちになっている方が殆ど、というよりもほぼそうだと思います。
うつ病とか適応障害というのは
心の病気ですから、治したいと思うのは当然のこと。
一刻も早く治して元気になりたいと思うのはフツーの感覚です。
しかし、
あなたがもし、うつ病や適応障害を治したいと思えば思うほど
治りにくくなるってご存じですか?
【うつ病や適応障害は治そうと思わない】
何を言っているんだ、そんなことあるわけがないだろう!
と思ったかもしれません。
今私の話を聞いたあなたは
びっくりしただろうし、受け入れられないと思うでしょう。
しかし、今までうつ病や適応障害になられた人で
回復している人の多くは
意外にもそのように感じている方が多かったりします。
そもそもうつ病や適応障害は
多くの場合はストレスが原因になっていることが多く
適応障害の場合は、ストレスが原因だと言われています。
なので、
治療方法としては薬物療法や心理療法も効果的ではありますが
休養も重要だったりします。
ただ休むだけでも回復する人もいるくらいです。
うつ病や適応障害になりやすい人の特徴は
性格に表れていることが多くて
たいがいが几帳面だったり真面目だったりする。
だからこそ「病気を治そう」と張り切ってしまうところはあるのですが
実は
その張り切ってしまうところが、心の病気を招いているのです。
【うつ病や適応障害は治そうと思わなくなれば治っていく】
だから
敢えて治そうと思わないようにする。
感覚としては
「病気になっちゃった、治したいけれど、無理しないでできたらいいなぁ」
という
ある意味適当な感覚が必要。
うつ病や適応障害になる人はこの適当な感覚が少ないがために生じているのです。
であるならば
適当な感覚が大事。
治そうと思わなくなるということは
病気である自分を認めるということ。
自分自身を受け止めることができれば、気持ちも楽になるし
そうなれば、治療も進んだも同然。
お気づきかと思いますが、
うつや適応障害の治療って
自分自身の状態を受け止めることから始まるのです。
そのためにはまず
治らなくてもいい、
というある意味
適当な感覚を持つことが第一歩になるのですね。
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この記事の監修者
横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。
<公式SNS>YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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