うつ病の特徴とは?カウンセリングで治療できるのかも紹介

「うつ病はカウンセリングで治療できる?」

「うつ病とうつ状態の違いとは?」

「うつ病の原因が知りたい」

情報の移り変わりが激しい今、あらゆる学問も加速度的に前進しており、それは精神医学も同じことです。

たとえば、うつ病の原因が実は「ウイルス」だったことはご存知でしょうか。

本記事では、最新の研究で判明したうつ病の原因など、うつ病について詳しく解説していきます。

うつ病ではないかと考えている方、心の悩みを抱える方は、ぜひ最後までご覧ください。

うつ病とは?

うつ病とは、主に気分の低下や興味喪失、睡眠障害、酷いときには希死念慮などが現れ、日常生活に支障をきたす心の病気です。

治療法には薬物療法や認知行動療法、心理療法などがあり、早期発見・治療が重要とされています。

また、うつ状態にある人が周囲からの理解と支援を受けることも大切です。

うつ病とうつ状態の違い

うつ病とうつ状態は、症状や期間、原因などによって区別されます。

うつ状態は、心身の疲れやストレスなどが原因で、気分が沈んでいる状態を指し、数週間程度で復帰することが多いです。

一方、うつ病は、原因が具体的事象でなかったり、長期的に続いたり、慢性化している疾患の一つです。

うつ病の症状は、慢性的なうつ状態に加えて、睡眠障害、食欲不振、倦怠感、やる気の低下、希死念慮などで、日常生活に圧倒的な制限や苦痛を与えます。

診断は、医師による専門的なカウンセリングや検査により決定されます。

早期の発見と適切な治療が不可欠です。

関連記事:ADHDの特徴や特性とは?カウンセリングの役割も解説

うつ病の特徴や症状

一口にうつ病といってもその種類は細分化されています。

ここでは、以下4種のうつ病についてそれぞれの特徴を解説していきます。

  • うつ病
  • 躁うつ病(双極性障害)
  • SAD(季節性感情障害)
  • 産後うつ

それぞれ見ていきましょう。

うつ病

一般的なうつ病は、気分が低下し、興味喪失、疲労感、睡眠障害、不安感などの症状が慢性的に継続する心の病気です。

治療の方法として、薬物治療や認知行動療法などがあり、早期発見と適切な治療が必要とされます。

予防として自己管理、具体的には、適切な睡眠や運動、バランスの良い食生活などが重要です。

躁うつ病(双極性障害)

躁うつ病は、双極性障害とも称され、うつ病と違い、うつ状態と躁状態が交互に現れる心の病気です。

躁状態では、極度の高揚感や多弁、多量の行動、睡眠不要などの症状が現れます。

反対に、うつ状態では、気分の低下、無気力、エネルギー不足、睡眠障害などが生じます。

躁状態が長引くと、消費行動や対人関係のトラブル、暴力的行動などにつながることもあります。

治療には、薬物療法や心理療法、生活習慣の改善などが行われます。

SAD(季節性感情障害)

SADとは、季節性感情障害のことで、一般的に秋から冬にかけて、気分が急激に沈んでしまう病態です。

光の不足や、気温の低下、日照時間の短縮、ホルモンバランスの変化などが原因だとされています。

症状としては、うつ状態や消沈感、集中力の低下、食欲の増加、運動量の低下などが挙げられます。

産後うつ

産後うつとは、出産後に母親が抱くうつ状態・病態を指します。

赤ちゃんの哺乳やおむつ交換、育児に関するストレスなどが原因とされています。

一般的なうつ病と同様に、気分の低下、興味喪失、疲労感、睡眠障害、不安感などが現れることがあり、さらに自己評価が低くなり、母親の自信が大きく揺らぐこともあります。

産後うつも重症化すると自殺のリスクがあるため、早期に治療が必要です。

治療には、薬物療法や認知行動療法などがあり、家族や周囲のサポートも大切です。

うつ病の原因

最新の研究によると、うつ病の原因はウイルスとされています。

しかし、近年までうつ病の原因として、以下のような仮説が立てられていました。

  • 遺伝
  • 性格(循環気質)
  • 性格(執着気質)
  • 性格(メランコリー親和型性格)

これらはあくまで仮説であり、今では否定的な意見もたびたび見られます。

それぞれ解説し、最後に最新の研究である「ウイルス説」について解説します。

仮説①遺伝

「脆弱性ストレスモデル」と呼ばれる仮説です。

本仮説では、遺伝的に持つ中枢神経の弱い点に過度のストレスが加わることにより発症するとされています。

仮説②性格(循環気質)

循環気質といううつ病になりやすいと考えられていた性格の一種。

精神科医クレッチマーが提唱した「体型から性格を類型した論」における肥満型に該当します。

おおらかで社交的、陽気で活発な性格です。

仮説③性格(執着気質)

執着気質といううつ病になりやすいと考えられていた性格の一種。

精神科医下田光造が提唱しました。

律儀で責任感が強く、物事にのめり込みやすい性格です。

仮説④性格(メランコリー親和型性格)

メランコリー親和型性格といううつ病になりやすいと考えられていた性格の一種。

精神医学者テレンバッハが提唱しました。

几帳面で責任感が強く、秩序と道徳を重んじる利他的な性格です。

最新研究による仮説:ウイルス

「ヒトヘルペスウイルス6」と呼ばれる、幼児期に誰もが感染するウイルスです。

2020年、東京慈恵会医科大学の教授、近藤一博らが発表しました。

普段は血中に潜伏している「ヒトヘルペスウイルス6」が、過度なストレスによって急増し、頭にある器官「嗅球」に感染。

当研究で「SITH−1遺伝子」と名づけられたウイルス遺伝子により、脳のストレス状態を増幅させていたことが原因でした。

うつ病はカウンセリングで治療できるのか?

うつ病は、薬物療法や精神療法などの多岐にわたる治療法がありますが、そのなかでもカウンセリングがもっともうつ病の原因となる心理的な問題を解決し、うつ病からの回復を目指すための方法です。

カウンセリングにおいては、患者の話を聞き、課題や悩みを見つけ出し、自分自身や周囲の人々との関係性を再構築するためのサポートを行います。

その結果、自分自身に対する再評価や自己肯定感の向上、新たな対処法の習得などが可能になることがあります。

ただし、症状が深刻である場合には、カウンセリングだけでは治療が難しい場合があるので、薬物治療とかけあわせるなどの総合的なアプローチが必要になってきます。

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カウンセリング以外のうつ病の治療方法

​​次に、カウンセリング以外の治療方法を紹介していきます。

主な方法は以下の3つ。

  • 薬物療法
  • 環境調整
  • スキルトレーニング

これらは有効な手段ですが、カウンセリングとの相乗効果を生むものも多いため、それを留意したうえで確認してください。

薬物療法

薬物療法は、うつ病の症状を軽減するために抗うつ薬を使用する治療法です。

抗うつ薬は、脳内の神経伝達物質のバランスを調整することで、うつ病の症状を抑制する効果があります。

しかし、薬の種類や効き目には個人差があり、副作用や依存性がある場合もあるため、医師による正しい処方と適切な量の使用が必要です。

また、薬がより効果的に作用するためには、心理療法との併用が推奨されています。

治療期間や使用量の調整についても、医師の指導に従ってください。

関連記事:うつ病は治るの?治療方法と再発予防について詳しく解説

環境調整

環境調整は、うつ病患者が暮らす生活環境を整えることで、治療に取り組む上でのサポートを行う治療法の一つです。

ストレスの原因を排除するために、仕事や生活スタイルの変更が必要になることがあります。

また、転居や家族関係の改善なども環境調整に含まれます。

うつ病患者は、日常生活でのハードルが高くなってしまうため、身の回りの環境が整っていることは非常に重要です。

医師・カウンセラーとともに環境を整えることで、治療の成功率を高められる場合があります。

スキルトレーニング

スキルトレーニングは、うつ病患者が持つ感情や思考をコントロールするために、具体的な方法を学ぶ治療法の一つです。

具体的なトレーニング内容としては、ストレス管理方法、コミュニケーションスキルの向上、問題解決能力の向上、マインドフルネス瞑想などが挙げられます。

うつ病に陥りやすい人には、思考がネガティブに偏っている人が多く、そうした思考をポジティブに転換するトレーニングも含まれます。

スキルトレーニングは、薬物療法やカウンセリングと併用されることが多く、症状の改善に役立ちます。

関連記事:うつ病が回復しないのは考え方のせい?うつ病の人に共通する思考と回復する方法について解説

うつ病はカウンセリングで治療できる

うつ病においてカウンセリングは、その原因を探り、解決する助けとなるため治療に有効な方法です。

カウンセリングは、うつ病患者が持つ問題に対する新しいアプローチや思考の仕方を教えたり、気持ちを整理・開放したりすることに役立ちます。

また、カウンセリングは抗うつ薬と併用されることもあります。

カウンセリングにはさまざまな手法があり、うつ病患者に合わせた適切な方法を選択できます。

適切なカウンセリングを受けることで、うつ病を治療するための自己管理スキルを習得し、再発予防にもつながります。

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