カウンセリングの効果と副作用

本日のお話は、カウンセリングの話を徒然にしていきたいと思います。

  

カウンセリングを初めて受ける方は

特に

カウンセリングの「効果」について

知りたいと思うことが大半だと思います。

確かに

カウンセリングだけではなくても

何かを始めようと思った時には

自分にとってどれだけのメリットがあるか考えるのは

人情というもの。

しかもカウンセリングは決して高くない

料金を払うのだから

むしろそう考えるのは当然と言っていいでしょう。

  

カウンセリングの効果については

それぞれ色々なイメージがあると思いますが

カウンセリングを受ける人それぞれ

さまざまな形で効果が表れるでしょう。

カウンセリングで必要なことは

以前からのブログでも散々話しておりますが

自分自身でどれだけ

自分のことを「知る」か

つまり「気づく」ことができるか、ということにかかっています。

  

ですから

カウンセリングの効果は受ける人それぞれにとって

気づきの内容も違えば、気づきの「意味」も違う。

だから

カウンセリングの効果は

一概に「こういう効果がでますよ!」とは言えないものです。

  

カウンセリングの中で自分なりに

「気づき」を得ることができたとしたならば

それはカウンセリングのポジティヴな効果が表れていると言っても過言ではないかも

しれません。

  

一方、はじめてカウンセリングを受けられる方にとっては

カウンセリングの効果・効用について知りたいと思う一方で

カウンセリングを受ける副作用について

考える方は少ないのではないでしょうか。

  

「えっ、カウンセリングって副作用なんてあるの?」

とそう思うかもしれません。

しかし

どんなお薬でも副作用があるように

カウンセリングも副作用があるのです。

  

考えてみてください。

ある悩みがありました。

それを長年解決できず苦しかったです。

それを解決するためにカウンセラーのもとに訪れます。

なんの痛みもかゆみもなく、

すっきり解決!

したらどうですか?

とても良いことだし、幸せなことかもしれないですが

一方でそんなに簡単に悩みが解決したのであれば

あなたはそこまで

深く、悩んでないのではないでしょうか。

長年、悩ませていたあなたの問題がたった数回で解決したのであれば

もう既にひとりで解決できたのではないか、とすら思います。

  

カウンセリングでは、

あなたの悩みを根深いところまで知り、

時に自分自身、向き合う作業をしていきます。

だから

時に自分が今まで見たくないものを

否応なく、カウンセリングでは見ることになるため

辛くなることがあります。

更に、カウンセリングで自分の気持ちが変化していくことに

戸惑いを覚えて

つまり変化を恐れて、苦しくなることもあります。

人によってはそれらの

辛さに耐えきれず、

カウンセリングを中断する人すら少なくありません。

自分がみたくない、向き合いたくない、そんな面や

変わることを恐れる気持ちにより、

一時的にカウンセリングを受ける前よりもしんどい気持ちになることもあります。

  

これがまさにカウンセリングの「副作用」。

この副作用をどう向き合い、乗り越えていくかが

あなたのカウンセリングの効果を感じられる分岐点となるでしょう。

あなたが思っている以上に

この副作用は辛いものです。逃げ出したくなるくらい、しんどいのです。

  

いざ

自分の課題に向き合うタイミングが訪れると

多くの人は逃げ出すかもしれません。

しかしここで目を背けてしまっては

あなたの根本的な悩みの解決にならないのです。

カウンセリングで感じる「副作用」は

どうかカウンセラーにカウンセリングの中で

話してみてください。

大丈夫。

あなたはひとりで悩んでいません。

カウンセラーがあなたを支えてくれます。

  

今お話しした内容は、

もちろん個人差が大きいため、一概には効果や副作用を感じやすい人、感じにくい人が

いることも事実ですが

もし今後、カウンセリングを受ける際には

最初にカウンセリングの効果と副作用は

しっかりと心にとどめておくと

よりカウンセリングの効果を発揮しやすいと思われます。

   

ぜひ参考に覚えておいてくださいね。

    

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