突然ですが皆さん、
自分の「不調」に気づけてあげれていますか?
身体の不調だったら
例えば
「あ、なんか今日は身体がだるいなぁ」
「熱っぽいなぁ」
とか
比較的気づきやすいかもしれません。
しかし
しばしば
メンタルのことについては
非常に
疎かになりがちです。
「なんとなく『こころ』が疲れたなぁ」
とか
「こころが悲鳴を上げているなぁ」
とか。
本当は辛さを感じているのに
こころの「声」を無視している人や
本当は辛さを感じているのに
こころの「センサー」が麻痺していて
気づかない人もいます。
こころの「声」を無視し続ける、または気づかないことで
メンタル不調に陥ることは非常に多いのです。
メンタル不調に陥り、心療内科受診やカウンセリングにいらっしゃる方の殆どは
自分のこころの「声」を無視していたり、
こころが悲鳴をあげているにも関わらず、
それを無視している人が大半です。
風邪もひき始めが肝心といいますよね。
例えば「ちょっと熱っぽい」「風邪っぽい」と感じたならば
すぐに安静にすることや栄養や休息を十分にとる。
すると回復が速いし、そもそも風邪も「ひきはじめ」程度で治まるのです。
メンタル不調も風邪と同じことが言えます。
つまり、
メンタル不調に陥る前の対策が必要なのです。
つまり、
自分自身のメンタル不調の前兆を
敏感に感じること。
「今『こころ』が疲れているな」とか
「『こころ』が苦しいって言っているな」とか。
それに気づければ対策もとれるわけなのです。
メンタル不調も、なり始めたときが肝心なのです。
そこですぐに対策をとるか、
それともそのまま放置するか、で
風邪をこじらすようにメンタル不調を引きずってしまうか、
すぐに快調に向かうかが決まってきます。
「たかがメンタルだし…」と
バカにしてはいけません。
これが大きな命取りになることが多々あります。
皆様も是非、
自分の「こころ」に耳を傾け
こころの「センサー」を研ぎ澄まして
生活してみてくださいね。
この記事の監修者
横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。
<公式SNS>YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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