うつ病をいち早く改善するための方法3選

こんにちは。

早いもので2022年も1週間が経ちましたね。

巷では、オミクロン株の流行急拡大の脅威もあり、先行きが不安な面がありますが

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

  

さて

今日は、うつ病と診断されて休職中の方向けに

うつをいち早く

改善するための方法についてお話したいと思います。

  

休職中だと

数か月単位で休んでいること自体、しんどく感じたりする方も多いかもしれません。

僕がお会いしているクライアントさんで休職中の方も

「じっとしているのが辛い」とお話される方も多くいらっしゃいます。

  

うつ病を早く改善するためには方法があります。

今日はその方法を3つ、お伝えします。

  

①まずは生活習慣です。

規則正しい生活を心がけましょう。

身体には体内時計というものがあります。

朝は起きて、日中活動して

夜は寝る、これが本来の人間の身体に備わっている体内時計。

この体内時計に従って過ごすことを心がけましょう。

朝は何時に起きる、昼はゆっくり読書をして過ごす、散歩する、

夜は何時までにお風呂に入り、何時までに寝る、と自分なりにでよいので

決めてみてくださいね。

カウンセリングでは生活行動記録表というシートを用いて

一日の行動記録をつけることもやったりします。これが意外と効果的なのです。

   

「生活習慣」と聞くと

「当たり前だろうが!」と思うかもしれませんが、

当たり前のことが意外と大事だったりするものなのです。

騙されたと思って、試してみてください。

  

そして

ふたつめは

焦らないこと。

うつになり、休職されている方の殆ど、というよりも

ほぼ100%に近いと思いますが

例外なく真面目な方が多いので

休んでいると

ついつい「これでいいものなのか」と焦ってしまいがち。

時に休んでいる自分に対して罪悪感を感じる方もいらっしゃいます。

  

でもね、

焦ってもよいことはひとつもありません。

  

風邪とおなじように

ちゃんと治っていないのに活動すると風邪をこじらすことがありますよね。

焦ると風邪をこじらせてしまうのですね。

焦らずに

休んでいる1日をこれから仕事をするための「準備期間」ととらえて過ごしていくことが大事です。

そして3つめ。

焦らず少しずつ活動量を増やしていくことです。

  

休み期間中は、

焦らず、ゆっくり過ごしつつ

少しずつ活動量をあげていくことも良いでしょう。

   

うつになる方は、真面目な性格な方が圧倒的に多く、休み下手な人が多いのも事実。

ゆっくりゴロゴロしてもよし、本を読んでも良し、散歩したり運動するのも良しです。

とにかく無理のない範囲で過ごしてみると良いと思います。

自分なりに

今週は「1日に1個予定を入れる」程度にして

来週は、「1日に2個予定を入れる」など

少しずつ活動量を増やしてくこと。

ただし、注意したいのは、

無理しないこと。

絶対に無理はしないでください。

調子が良くなったからといって、うつの前のような生活をすると

心の風邪をこじらしてしまいます。

  

主治医と相談しながら、ゆっくり、でも着実に進めていきましょう。

*ご意見、ご要望など今後ブログに取り上げてほしい内容について

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

YouTubeアカウント:「心理カウンセラー【臨床心理士】がうつ病について語るCh」
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