性格を変えることってできるの?

こんにちは。

週明けブルーな月曜日。

東京は昨日一昨日からもう夏ですか?と問いたくなるような季節外れの暑さに

身体がついていけないと感じている今日この頃です。

まだ4月上旬なのに、季節はもう初夏!という気候。

最近は春が短く感じます。

そんな今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

  

さて本日は性格についての小噺を少々。

   

【自分の性格、好きですか?】

カウンセリングの仕事をしていると、

クライアントさんからよく言われるのは、

「自分の性格が嫌いで…」とか

「自分のことが好きではないから好きになりたい」とか

そのように言う方が多いです。

  

自分の性格について

「好き」か「嫌い」か

と問われると

難しいところはありますが、

特にカウンセリングルームまで足を運ぶほど

悩まれているということは

それだけ

自分のことを「好き」と思えず、

それも相まって悩みは一層深刻になるのかなと思います。

このブログを読んでいただいている皆さんは、

どうですか?

  

自分のこと好きですか?

もし僕が同じ質問を誰かにされたとしたならば、

僕は好きな部分もある、と答えます。

自分の好きな部分もあるし、

一方で、嫌いな部分もある。

でもそれって、

みんなそうなんじゃないかなとも思います。

誰しも、自分の好きな部分だけじゃなく、嫌いな部分もある。

逆もしかりで、自分の嫌いな部分だけじゃなくて、好きな面もあるでしょう。

え?「自分の好きな部分なんてない!」と?

確かに、

クライアントさんもよく「自分の嫌いな面しか見えない」と言われる方は

多いです。

でも逆に質問したいのは、

「あなた以外の人もみんな、そうなんですか?」と問いたいのです。

どういうことかというと、

自分は自分の嫌いな面しか見えない、けれど

友人や知り合いのあの人や、またこの人も

あなたと同じように感じているのか?と。

   

つまり、

他人は、「自分のことが好き」と言っているのか?ということ。

たいていクライアントさんは、

「自分より周りの人の方が良い人間だから…」と仰います。

でもそれって

「本当ですか?」と言いたい。

もしかしたら、

あなたと同じように感じている人もいるかもしれないし、

ひょっとしたら逆でめっちゃ自分のこと大好きなのかもしれない。

極論、

本人じゃないとわかりませんよね。

だけれど、自分の性格で悩まれる方って、あまりそうは思わないんですよね。

悩みに支配されていると、

すべてが「ネガティヴにしかみえない」というように。

これを認知バイアスと言ったりします。

  

でも冷静になって考えてみると、

実はそうじゃないことも多い。

悩んでいる状態がマックスだと周りが見えないんですよね。わかります。

  

【性格は変わるのか?】

じゃあ結局、性格は変わるのか?という命題についてですが、

極論、

自分を好きになることも、嫌いになることも、

すべて自分次第ということ。

  

「自分のことが嫌い」

「自分を好きになりたい」

このように悩まれているならば、

自分の好きなところも、

嫌いなところも見つけて

そのすべてを

「自分なんだ」と

認めることができたとき、

気持ちが変わるのかもしれません。

悩まれているのって

「自分の性格、嫌いなところしかない」と思っていたり、

「自分の好きなところを見つけたい」と思っていたりするのかなーって。

これって裏を返せば

「ネガティヴなところしか」見てないし、

ネガティヴな自分を否定している。

そんなネガティヴなところばかりみていてはいけません。

良いところもあります。

人はいいところも悪いところもあるのですから。

いいところも悪いところも

全部ひっくるめて自分がある。

本当の意味でそれを認めて受け入れることができたときに

気持ちが変わるのかもしれませんね。

   

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