「逃げる」と罪悪感を感じるのはなぜ?

こんにちは。

今日の東京も曇り空で幾分蒸し暑いですが、比較的涼しめですね。

今日の夜は、雨が降るそうですね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

   

さて、本日の話。

    

突然ですが、

あなたは何かから

「逃げる」ことについてどう思いますか。

   

良くないと思いますか?

  

確かに、一般的には

仕事でも勉強でも、何でもそうですが、

直面している課題から逃げることは、

ネガティヴに捉えがちだと思います。

  

人によっては、「逃げるなんて根性が足りん!」と

半ば精神論的な論理をぶつけてくる人もいるでしょう。

   

しかし、時に

逃げることも大切なこともあります。

    

動物でも

天敵に出逢ったとき、

瞬時に

闘うか、それとも逃げるか

判断します。

    

「この天敵には敵いそうもない」と判断すれば、

動物は、逃げるのです。

これもまた、以前からお伝えしているように

生物学的に自己保存の原理が働いているからです。

  

この考えは人間でも当てはまります。

これはとてもじゃないけど、できない、と

判断すれば逃げるしかないのです。

だから、必ずしも

逃げることが悪いことではない。

  

しかし、

逃げた後に

ふいに罪悪感に苛まれる人もいます。

「ちゃんとやっておけばよかった」とか

「立ち向かえばよかった」とか。

   

もしあなたがそう感じていたとしたら、

責任感が強いのでしょう。

時に、逃げちゃいけない場面もあるから、その考えはむしろ良いのかもしれない。

   

また、人によっては、逃げることで罪悪感を感じるから、逃げずに立ち向かう人もいます。

いずれにせよ、

その罪悪感はどこからくるのか?

そのルーツを探る必要はあるでしょう。

例えば、「〇〇せねばならない」というような

自分自身を苦しめる思考が根本にあるかもしれない。

または

承認欲求を満たすためかもしれない。

ルーツはひとそれぞれ。

   

自分の考えのクセを理解することで

生きやすくなると思いますね。

   

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代表 丸田 英世(公認心理師・臨床心理士)

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この記事の監修者

丸田 英世

Heart Life代表・室長

<資格>

公認心理師[国家資格](No.7710) 臨床心理士(No.31071)

<所属学会>

日本臨床心理士会

<略歴>

横浜国立大学大学院臨床心理学専修卒業。卒業後、東京都市教育センターで発達に関する相談業務に従事。その後、神奈川県内の心療内科クリニックで心理士業務、東京都内心療内科・心理カウンセリングルームの心理士勤務を経て、2020年6月、渋谷・心理カウンセリングルーム「Heart Life~こころの悩み相談所~」を開業。2024年3月に「Heart Life~こころの悩み相談所~新宿店」を開業。

<公式SNS>

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